アマガエルの大合笑

更新速度:ポルシェよりはるかに遅い ぴろよによるお笑いブログ ライブ多め

まんじゅう小考察

アーカイブ見てって言えないからすごい長文になる気がするって話から

私がMCを担当しているお笑い配信番組にてまんじゅう大帝国のお二人にゲスト出演していただきました。残念ながらアーカイブはありません*1

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写真が合成じゃなければやったな。ほんとだったな。配信やってたな。2018年11月21日のことだったよな、うん。(確認)

 

だから~その~雰囲気が似てるって意味では

『お笑いポルシェ』#14 平成の最終兵器!「ぽんぽこ」襲来!マルー! | FRESH LIVE(フレッシュライブ) - ライブ配信サービス

この回。ちょっと見逃した人はこの回で雰囲気味わってください。ぽんぽこもめちゃくちゃ素晴らしいコンビですよ。

(本当はマドンナ。回もこんな感じ)

 

夏にマドンナ。がゲスト出演してくださってから、この配信番組はちょっとおかしいことになっておりましてニュークレープ・ナターシャ、ぽんぽこ、に続き、まんじゅう大帝国。。。。(しかもまだ続くんだ、すごいでしょ)

お笑いが好きだということを電波にのせて配信してはいますが、こんなに続々と芸人がゲストに来てくれる事態はやっぱりおかしい。そりゃね、棚ボタばかりじゃないですよ?こちらからも働きかけますよ?働きかけなきゃ無理ですよ?ただ、あるじゃないですか。働きかける、にもタイミングとか諸々の条件って。

 

ん・・・。どうなってんだ、って思いますし

どうなってんだ、には少なからず焦りとか卑下みたいなのも混じっていますし

こんなはずじゃなかったがプラスに転がることが本当にある!とビビってもいますし

んーーだからってこのツキが終わって欲しいって思うほど怖くもないですし

 

そんなこと言っていても仕方ないので、それもひっくるめて私の人生の流れの一部なんだなってそろそろ慣れるか楽しめるかだけの段階に来るといいなと思うことにします。

まだ思えてないってことか。早く思いたいな。

 
実はね、私自身が今回の配信「まんじゅう大偵察」を視聴者として見ていたかったです。コーナーはね、まんじゅう大紹介とまんじゅう大質問。

「便利なコンビ名なんですね、使っていこう俺らも」ってご本人達もおっしゃってました。自分達でつけたんだろがい!まあまんじゅう大外交ってトークライブやってますよね。でもうちの配信が少しだけ多く「まんじゅう大〇〇」って先取りしちゃいましたね。ポルシェ君(生首)の中の人がやったことですよ。かわいい題字を書いてくれるスタッフさんもいるんだから。ほんとなんて素敵な配信。

特集組まれるくらい魅力とか才能とかが詰まった芸人なんてたくさんいるのに「知名度」「ブランド」等々の不足で、なかなかお目見えすることないじゃないですか。

それを1時間以上たっぷりやるってんだから、うちの配信もいい番組だよね、本当に。
これギャグじゃないよ?もっとそういう番組増えろってこと言ってるんだよ?Walive!ってところがやってるインタビューとかああいう感じもすごい好きだよ?

芸人さんがどう思うかわからないけどさ、掘り下げるって本当に贅沢な行為だよ。

でもね、本当に気力も体力も使います。楽しい・嬉しいで準備~本番までは忘れかけるんですが終わった後どっときます。老体にムチ打つってのはこのことです。これ私だけではなくて本当は全然足りない人数と時間とお金でやってくれている配信スタッフさんにも言えることです。勝手にやってるんだからやめればいいじゃんって言われるのは承知で敢えて言ってます。でもやっちゃうんだよね、好きだと、ってこと。
石原さとみの彼氏*2も「結局愛だよ」的なことを言ってるしいいじゃない。時代の寵児が言ってるんだからそんなに悪いことでもないんだよ。


普段は天の声のポルシェ君(生首)と話してるだけの番組なんですけどね。

ゲストが来てその様子を映像で伝えられないなら書くしかないじゃない。

このブログにもいくつかある記事のアレです。すごく長く書いて独断と偏見が続く後半あたりはもう誰も読んでいないような、そんなやつを書きます。

私がまんじゅう大帝国について思ったこと、ですね。

 

 まんじゅう大紹介

配信レポは、いつかのアーカイブ復活を願ったゲン担ぎで詳しくはしません。配信で言い忘れたこととあくまでも私が思ったことをツラツラと書いていきたいと思います。ただこんなことを書く裏に「基本的な情報はどこかで得て、ほんの少し掘り下げた情報をここで得た上で、いつかどこかの何かのプロの人にがっつり彼らを掘り下げて欲しい」という思いはありますぜ。だから心して読んでほしいですぜ。

この記事のタイトルを「まんじゅう小考察」としたのは、配信タイトルを勝手にもじったのと、大考察はいつか誰かがやってくれるだろうな、っていう期待と謙遜の表れです。


きちんとお話しする前のまんじゅう大帝国のイメージは

・スターじゃん・・・

・職人

・オシャレ

・落語

・大喜利

こんなようなキーワードでまんじゅう大帝国をヒトに説明していました。スター街道は今後も歩み続けるだろうし、オシャレの話はまあ衣装の話だと思ってもらえばいいし、落語の話は後でいやってほどやるし、大喜利もすぐめちゃく強くなる(本人達が望めば、ですが)と思ってるという感じです。

さて職人。ネタを量産するイメージがあったり、ネタとリンクしたツカミが独特であることだったり、なんですけど大事なことを忘れてました。「ハガキ職人」っぽさを感じていたんです。ラジオで投稿をよくする人ですね。発想とか若干(ポーズかもしれませんが)ヒネた感じ、でも実際見てみたらあの二人みたいな清潔感とかオシャレ感とかもあるのがハガキ職人なんだろうなというのがなんとなく思っていたところ。

どうでもいいことだから配信では忘れちゃったし言わなかったんでしょうが、配信中、その雰囲気作っているのは田中さんの方だという感覚がありました。
田中さんはハガキ職人というより深夜ラジオそのものです。ラジオもお好きだそうですし、ふわっと滲み出る斜めの視線や言葉使いは、もう長いこと深夜ラジオのパーソナリティをやっている風格さえあります。はじまれ、まんじゅう大帝国のラジオ。

 

 まんじゅう大質問

到底さばききれるはずのない質問が大量に届きました。基本的なことは事前に聞いておこうと思ったんでここに書いておきますね。

家族構成

竹内:父母兄(※)

田中:父母兄妹

⇒これちょっと待ってね。確か質問に家族構成もあったなってのが頭の片隅にありながら実は家族の年齢構成を確認してたんです。

なぜか。私、この24歳と25歳の二人、すごく頑張れば産めたりするくらいの年齢差なんで、配信の際ファンという立ち位置でなければ母の立ち位置で接した方がいいのかなと思ったりしたからです。結果、「まあ親戚の姉ちゃん」くらいで無理はないなって二人に同意はとってないですが納得できたんですけどね。

ゆえ、年齢しかメモってないんです。上記以外のご家族もいらっしゃるかもしれませんし、あくまでも実家の家族構成ですし、竹内さんに(※)つけたのは「あれ?多分お兄さんだけどお姉さんだった可能性もあるな」とかそういうひどいものです。田中さんはこれで間違いない、多分。

信じるも信じないもあなた次第です。ほんとこれは今後誰かが訂正してね。

サイズ感

竹内:身長・180㎝ 靴のサイズ・27.5~28㎝ TシャツのサイズL 

田中:身長・171㎝ 靴のサイズ・26~26.5㎝ TシャツのサイズL
⇒プレゼントしやすい、んじゃないですかね。いいこと聞いたと思わない?視力までは聞けませんでした。ここに書くことではないかもしれませんが二人とも野球やってましたね。  


まんじゅう大帝国の田中さんに質問です。 私はうそつき村のやはちさんの大ファンなのですが、田中さんもお好きですか?

好き、だそうです。ゲーム*3 でうそつき村とかやはちとか使ってたくらいだって聞きました。 

 

ごめんなさいね、私インタビュアーではないのでこれくらいで勘弁してね。

配信で、落語・恋愛・ラジオ・ツイッターの話なんかもしたなってくらいでやっぱり勘弁してね。

 

 落語とか美学の話

ここからはね、ほぼ私が感じたことです。

ほぼ主観です。きっと本当にそのうちその道のプロが客観的にこのあたりの情報をまとめてくれるから、そのいつか訪れる「そのうち」を皆さんは楽しみにすればいいと思います。私はこれを今書いておくことによって、将来読み返してニヤニヤしようってそういう算段のためだけにここの章を書きます。ね、ファンって本当に気持ち悪いんですよ(あくまでも自分だけに言っています)。

あんな時間じゃほんのさわりに触れたか触れないかくらいでしたが、やはり彼らの芸事を支える落語の話とか挙動や発言に滲み出る美学を見聞きするのが一番面白かったです。彼らの底の深さをちょっと覗いてしまった気がして怖くなったとも言い換えられます。で、普段は結構隠しながら生きていけてるなって思ってたんですけど自分の底が知れてちょっと恥ずかしくなってしまいました。

いいな、底が知れない人達って。って思いました。

 

配信で披露していただいた「登山」ってもうそれこそ何回か見聞きしてるんですが、間近で拝見させていただいた際に、「あーーーあんなに最低限の挙動で普通に話していた場面から山に行くんだ」ってちょっとハッとしたところから配信終わりまでずっとハッとしっぱなしでした。

 

「学生落研の大会で優勝・準優勝」という肩書は、彼らがどんな場に出てもしばらくの間ついてくるということは容易に想像がつきます。

この「学生落研の大会で優勝・準優勝」というキーワード、結構キモです。 
すごいことなんだろうなとは思ってました。ただ「学生落研」自体、私が全く触れたことのない世界ですし、反面語れるほど触れているわけではないですがプロの噺家の落語を「好き」と言えるくらいには寄席なり会なり音源なりに触れているので*4、そうですね・・・誤解を恐れずに言うのであれば「見くびってた」。完全に見くびっていたところがあります。

落語だの落研だのという世界に限らずどんな世界でも「1位とか2位とか3位とかになる人」ってのはそれだけで資質や格が備わっているということ。これ、完全に念頭においていたことだったのにな、なんで肝心な時に忘れてたんだろうな、という羞恥と無念が混ざった気持ちが心をよぎったり

まんじゅう大帝国ではない道、まあここではプロの噺家の道になるんですけど、それを選んだとしても、(本人達がどう思う思わないはおいておいて)それを望む人は思った以上にいただろうし、そちらの道でも十分に活躍したり功績を残した可能性もあったんだなという、少し考えればわかりそうなことがすっかり抜けていたり

もう少し頭の整理を落ち着いてしつつ、要所で的確な判断が出来る人になりたい、そんなことも思いました。だってこんな素晴らしい機会がなかったら、もうしばらくの間私はまんじゅう大帝国を実力よりほんの少し見くびった目で見ていた可能性があったわけですから。*5

まあ、自分を擁護するわけではありませんが、漫才のあの芸風と彼らが普段人と接する人柄だけからは、彼らが漫才師になる以前に歩んできた道の凄さは非常にわかりにくいですよ。滲み出てはいますけど、正確には伝わってこない。

滲み出ている要素:芸風にある芯。深み。センス。パクれそうでパクれないだろうなという感じ・・・等々。

正確に伝わってこない要素:柔らかい人柄や見た目。本人達が「自分はすごい」と表に出すことになんの価値も感じていないか、恥ずかしいと思っていること。本当は「可能性」なのに「未完成」に見せてしまうあの感じ・・・等々。

配信前に打ち合わせ1回、配信直前にちょこっと会話。ここまででは正直わかりませんでした。配信をしてみて、とても聞いてみたかった落語の話を振ってみてはじめて、本当にはじめて「まんじゅう大帝国ってすごい。田中永真と竹内一希、すごいというか怖い。」って思いました。

 

あ、あのね、楽しかったんです。落語の話。

例えばね、その彼らが優勝・準優勝したという「てんしき杯」での話。

決勝当日はネタを3本披露するらしいんですが

田中・寿限無⇒へっつい盗人⇒野ざらし
竹内・壺算⇒愛宕山⇒八五郎出世

 

私はね、へっついって単語を聞いたら田中さんの「とても狭い噺でね」ってフォローがなかったら「へっつい幽霊か」とか判断しちゃうし、へっつい盗人は知らなかったし、野ざらしって頭蓋骨の話だよね・・・とトンデモない理解くらいしかしていないし

八五郎出世が私の大好きな「妾馬」だってこの時初めて知ったし、やっぱり愛宕山は何回聞いても(面白さが)ピンとこないし・・・


この程度なんですよ。この程度の人間が彼らから落語の話を聞くのはもったいなすぎる。でもな、今後これ以上落語詳しくなる予定もないしな。うん、あれは試練と幸福が交じり合ってた時間だったんだと思うことにします。

その程度の私でもね、二人の深い造詣に触れるのは本当に楽しかったんです。

いや、違うな。本当に造詣の深い人ってのは(まあね、心の中ではバカにしてた可能性も捨てられませんが)私のように浅はかな知識の人間もちゃんと楽しい気持ちにさせてくれるんです。これだ。

だから怖くなったんですよね。私なんかより落語が詳しいのは当然予想してましたけど(てかそんな人たくさんいるんだけどね)、あそこまで造詣が深いんだってことにね。

ちゃんと彼らと同じくらいの落語とか古典の知識がある人が、彼らからちゃんと芸の話を聞きだしてくれる未来を本当に心待ちにしています。

 

さて話を変えるようであまり変えないんですが・・・

学生落研出身ということで
と言っても落語の技量がどうこうというわけではなく
二人はプロになることも勧められるような技量も結果もあるわけですし

落語の笑える部分(滑稽とか?)だけに絞って、要するに人情とかそういう部分は一旦脇においておいて限られた学生時代を過ごし・・・でも、ちゃんと落語の粋(イキ)は十分に身についてる人達なのかもしれないな、と思いました。

落語の世界では目標に向かってガツガツするとか成り上がるだとかは野暮だみたいなことをほんの少し前に見聞きしたことがあります。実感としてあるわけではないので本当に頭の中での理解です。講談は違うみたいです。ガツガツしているのかっこいい、らしいです。

 

すごく納得です。

「俺ら自身も今の状況が信じられない」みたいな雰囲気を二人は醸し出していますし実際口にしますが、なんか割と本心なんだろうなって思います。本心というか本心に近いところで振る舞える粋が身についているんだろうなという感じです。

「ガツガツ」が美学になりかけているTV漫才の世界で彼らはどうあり続けるのでしょうか。さらに加えてTVってやっぱり「わかりやすい」を求めますよね。

彼ら十分落語風味を醸し出す漫才で爆笑も取るんですが、それでもたまに落語によくある笑いより先に「ほほぅなるほどね」って感心が先立つこともあります。

「ほほぅなるほどね」は落語の世界では手放しで褒めていいというか求められている要素です。ただTV漫才ってこれ求めてないですよね。求めてる? まあいいや。まんじゅう大帝国がそのへんをどうにかしてくれる未来すら楽しみです。

 

これは完全に私の希望ですが、あくまでも野暮ではないつまり粋な彼らのまま、M-1決勝なんかにスルっといて欲しい気がします。「ガツガツ」が嫌いだったら私も漫才を見なければいいわけですので、そういうことを言ってるわけじゃないんです。ガツガツ「だけ」が美学だとされてしまうと、私はそろそろ疲れてしまいそうなのです。なんだかM-1の影響力が強すぎてそんな恐れを持ちかけている今日この頃です。そんな時あの粋な二人には、ああ救世主現るという感じすらしています。

無理矢理落語に結び付けていますが、まあもしかしたら若い芸人さんってまんじゅう大帝国みたいな人も増えているのかもしれませんね。力はある。ただガツガツしてない、みたいな。

ちょっと待ってね。あたし気分とテンションによってはガツガツも嫌いじゃないからね。とりあえず今、まんじゅう大帝国のことを話してるんでそんな感じだということはわかってね。 


そんで同時に思うのは、「学生落研の大会で優勝準優勝」って実績がとてもわかりやすい単語にはなっていますけど、お笑い芸人の世界を目指すってのは「その学校や地域で一番面白い」なんて人の全国大会 に勝ち抜くことだと、そういうのが毎年入ってくるんだって聞いているので、まんじゅう大帝国を特別視しすぎるのもよくないかもしれませんよね。

と、一瞬冷静を装いましたがやっぱり私はまんじゅう大帝国のファンなので少し気持ち悪いことを言います。(恥ずかしげもなく)

私、最近ちょっと落語というより講談の世界に触れてます。

神田松之丞という人。まあ色気があっておっかなくてとても魅力的な芸人なのですが、彼が何をしたか。「少し前まで見向きもされていなかった講談の世界にちゃんと客を引きずり込んでいる」ということなのです。確かに松之丞の講談はドラマチックで見やすい。楽しい。落語の寄席で講談がはじまると休憩タイムだなと思うくらいの本当にひどい寄席客だった私が、その講談に今一生懸命時間を使っているというすごさ、伝わりますでしょうか。ただやっぱり私はあまり古典に向いてないなって思うのが、講談全体よりも松之丞のラジオの方が大分好きです。その程度の人間を動かす力を彼はもっています。

 

そんな神田松之丞とまんじゅう大帝国を同時期に見られる時代に生きていてよかったと思うのです。談志も志ん朝も生で堪能できる機会があったのにしなかった残念な思いがここで浄化されそうです。

まんじゅう大帝国はその予兆をふりまきつつも、未だはっきりとした何かを漫才界にもたらしたわけではありません。そりゃそうだ、まだ3年目だし。

古典の確実な解釈×自分達の言葉で自分達なりに表現できる能力。二組に共通するこの掛け算、これ出来る人ってそうそういません。古典芸能は「衰退」という背水が迫っているのでこれをやろうとする人も出て来ましょうが、多分漫才の世界には本当にいないんじゃないかな。私が知っている限りまんじゅう大帝国だけ・・・だな。他にいたら教えてね。ナイツ・・・はどうなんだろうな・・・。

 

だからね、まんじゅう大帝国がこれから何をするかわからない。

面白い人たちの全国大会で埋もれる可能性だって十分ある。

でも何かをしでかしたら本当に本当にすごいことになると思うんです。

 

それがなんかM-1優勝じゃないんだよな。すごい企画とかライブをぶち上げてそれがすごいことになって、その間にM-1にも出てという感じかな・・・ 

あくまでもイメージ。ほんとイメージ。ファンの戯言。

 

余裕がありますしね。なんでしょうね。やっぱりあれ、自分の実力を信じているという裏付けでしょうかね。あーほんと天才って怖いけど安心する。

彼らの粋は「つまらないことを言わない・やらない=野暮なことをしない」ということにも表れています。

 本当に本当に面白い人達なんだな、って思います。

 

 

オマケ:
これの13分あたりで 六花亭空道(田中さんの学生時代の高座名)

新ニッポンの話芸 ポッドキャスト 第105回【広瀬さん新刊「なぜ「小三治」の落語は面白いのか?」、てんしき杯】 - YouTube

 

これの16分あたりで 外楼一拝(竹内さんの学生時代の高座名)

新ニッポンの話芸 ポッドキャスト 第209回 【てんしき杯後日談】 - YouTube

 

この二人がどれだけすごかったか、きちんとした噺家さんや評論家さんから意見聞いてみてください。どの世界にどっぷりつかっても発掘するほどの目と熱心さはないんですが、もしかしたら私、何かの拍子に目にするチャンスがあったら外楼一拝さんなら追いかけてたかもしれない。ちゃんと見たことないからわからないけど、彼の落語は色気ムンムンの気がすると予想しています。。で、六花亭空道さんはね、想像がつかない。わからないのよ。どんなことやるんだろう。上手いんだろうなというのは今の田中さん見ているとなんとなく想像つくけど、じゃあ雰囲気は?・・・・いいな、一緒の時代に空道さんの落語を聞けた人。

そういやあたし萬橘さんとか馬るこさんも好きなのよね。

こういう動画とか音源を見つけるのが本当に苦手な私は、周りにこういうのが得意な方がいてくださって本当にラッキーです。この音源聞けただけでもあの配信やった甲斐があります。

最後に

まあ長々と考察の名を借りた妄想を垂れ流しましたけど、はじめてちゃんとまんじゅう大帝国のことを書きましたし、もう当分書くこともないでしょうし勘弁してくださいね。 多分彼らはちゃんと追いかけ続けないと、いや追いかけ続けても本当の本当の意味での底の深さは理解出来ないでしょうし、これから何があるかも本当にわかりませんし、私もね色々見たりやったりしないといけませんしね。

田中さんには、それこそ打ち合わせでラジオの狭い話を振りかけた時にふと漏らした一言に鋭い視線を感じましたし、そんな狭い例えをしたことをちゃんとイヤな気分ではなくたしなめてくれるセンスと誠実さも感じました。あとね、もうほんと天才。ただの天才。って書いてたし本当だけど、違うな。距離のつめ方が上品。やっぱ人見知りはいい。私はちょっと信用したらもう少しだけ早く相手の懐に入る素振りをするけど、そこの程度も何もかも大人だなって思います。多分何回か生まれ変わってる達観っぷり。

竹内さんは、わからないという魅力があります。ほんとどうだかわからないのですが、能力や魅力や色気を本人が意識せずか意図的にか隠している、みたいな魅力です。この距離で応援するのにとてもとても心地のいい人です。気が利かないっていう割に細かいことめちゃくちゃ拾ってくれるしな。お笑いキッザニア(ぷっ)。舞台で魅力やいつもと違う点を見つけた!みたいなの楽しいと思います。でも多分長いこと見ても本心みたいなのわからないなって思います。それ一生ステキってことですね。ステキ。

 

そして改めて言うことではないですが、まんじゅう大帝国の漫才は本当に面白いです。

 

うん、好き。
こんな長々と書いて配信とか打ち合わせを思い出して「あれ言わなきゃよかった」「あれしなきゃよかった」が一個もないんですよね。普通好きだと、こういう後悔ってありません?私が年とったからかな。それともそれも含めて彼らの人格のすごさなのかな。(でも多分田中さんにこの時の話を振ったら、まず「覚えていない」と言って、そこからアレもダメこれもダメってすごい言ってくると思います。彼、なんかそういう人の感じがします。でも好きです。)

ちょっと自分の本流の筋とか芯を確固たるものにしたいななんてことも思ってます。思いっきり触発されました。彼らの想像のつかないすごい未来をちゃんと見届けられるくらいの人にはなりたいです、私が。

またこれから普通に、きゃー靴下かわいい!わー新ネタだ!わー仲良し!とかそんなこと思いながらまたライブに通いたいと思います。

サインとかトークライブでこっそり見せてくれる一面とか、そういう楽しい仕掛けも多い人達です。見逃せませんな。

 

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うぇ~い。

 

公開してから2-3日は書き足したり削ったりする可能性もありますが、一万文字超えなかったのでこんなのは長文ではないです。

まんじゅう小考察、終わり!!!!!

*1:いつか私がどうにかなってもう少し自分の意見に説得力とか影響力が出てきたら、生配信限定になった今回とマドンナ。出演回はアーカイブ復活する交渉くらいしてみようというほんのりした希望くらいならある。当分無理。でも待っててね

*2:2018年11月現在

*3:どうぶつの森だと思うんですけど、私がよくわからないから流してしまったごめんなさい

*4:これ、難しい。私の落語レベルは本当に伝えにくい。結構好きだよ?でもあまり知らないよ?くらいの表現がよかったのかな

*5:十分すごいとは思ってたし絶賛もしたけれど本当はもっとすごかったということが言いたいのよ。

M-1グランプリ2018 準々決勝大阪 2018-11-05-???

3回戦大阪2日目(2018/10/23)のことを結局記事にしないのは
激戦チケットで最前列ほぼセンターを取れたにも関わらず記事にしないのは
こんなもんか・・・感が勝ってしまったからです。

コントは東高西低、漫才は西高東低なんて言われることがありますが、3回戦の大阪にはあまりそれを感じなかったんです。西の有力漫才師達が続々と東京進出をはたしているせいかな*1なんて思ったりもしましたが理由はよくわからないです。

ただ準々決勝はさすがでした。チケット譲ってくださった方、本当にすごい席でしたしすごいライブでした。ありがとうございます。

書きます。

 

【所感・雑感】

■A-CグループとD/Eグループの出囃子が変わった気がしたのだが多分気のせいですね。
Cグループ終わりDグループ始まる前までトイレで途中抜けして*2帰ってきたらアレ?と。動画で確認します。

■出囃子事件のお陰でお隣のとても感じのいいお姉さんと話すことが出来ました。*3私が人見知りである理由の一つに「知らない人=怖い」というもっとも根源的な身の安全の確保のためという至極当然の事項が挙げられますが、今回はたまたま本当に感じの良い方で助かりました。感じの良さそうな人を選びますがそんなの平気で裏切られるくらい人間界は怖いものなのです。どんな芸人を応援しているとかそういう話が平和に出来るってのは本当に奇跡なのです。「みんな東京行っちゃうから…」は東京にいると大変嬉しい現象なのですが関西の方の口から聞くと少し胸が痛みます。

■見慣れたネタの進化⇒現時点で最高の出来、を感じられることが多くて幸せな限りです。東京にライブで見慣れた芸人さんが多いので大阪でこれを感じられるのはかなり偏りがありますがそれでも お?!となりましたしかっこいいともなりました。初見ネタの緊張感や期待感は醍醐味だと思いますし、これがネタを楽しいと感じるスパイスになってしまうことも重々承知だからこそ既知ネタが叩かれ磨かれ進化する感じにゾクゾクします。その分残念ながら既知ネタでハズされた時の反動もすごいです。既知ネタ(TV披露等で知られていれば知られているほど)、本当にギャンブルですし逆を言うと実力ある漫才師達の自信の表れにも見えます。かっこいいです。

■モンスターエンジンとセルライトスパは私の爆笑の割に会場がウケてないなと思ったことだけが心にチクっときましたが、私が楽しければ良しとしましょう。去年あたりまでM-1グランプリの「面白さの基準」にうっすら期待していた部分がありますがもう別の楽しみ方をすることにしました。M-1審査員セレクトオススメ芸人博覧会、とそういう位置づけです。レポートを見るとどうせ「ほんと?」と思ってしまうのでM-1であれば3回戦から全予選行ける限り行こうとしているというのもあります。百聞は一見にしかずです。加えて「へえこの人こんなネタ好きなんだ。合う~/合わない~」で合う~の人とはいつか友達になればいいじゃないですか。合わない~の人も直接話したら楽しいじゃないですか。そんな人はいないでしょうが、会場の様子を正確に伝えるとか、当落予想とかを期待しているのであれば別の記事やツイートをご覧くださいまし。上手い人たくさんいるからね~。ただ、私のモンスターエンジン評だけは信じない、と私にオススメ芸人を聞いてくるような友達が言っています。本当に信じちゃダメです。ただそんな私でもモンスターエンジンは今年より去年の3回戦の方が楽しかったのくらい知っています。

 ■スーツ自体というよりスーツ姿が最高にかっこいいのがDr.ハインリッヒと吉田たちですね。

■警告音鳴った時に早口にならないというだけで大分かっこいい。これはこの日に限らず。警告音⇒早口にならないというだけで株があがる。

以下、記録しておきたいネタ

Aブロック

黒帯(小説家):演技がどうでもいいレベル、ツッコミの方が重要な役割をさらりとこなしている等々完成されている部分が多く総合芸術といいたくなるネタ。10分くらい見たいです。

 ロングコートダディ(シンデレラ):私が楽しいと思う/思わないに波がありすぎるコンビなので「今日はどうなんだ?」といつもいつも身構えているのです。このネタは完璧。このコンビにはおとぎ話とかファンタジーを切り取ってもらいたいのです。日常を切り取られると「いやーそんなんないよ」とか「ちょっとしつこすぎない?」って無粋なツッコミをしながら見てしまうので、完全フィクションの世界で暴れまわってもらえますと魅力が増すコンビに見えています。このネタそれでした。

Dr.ハインリッヒ(太ったイワシ):元々好きな上に最近絵が非常に浮かびやすくとても好きなコンビです。たまたま見に行った日の3回戦のネタも楽しかったですが、このネタは勝負ネタなのか大阪でしか観ないのによく知っているネタで、かつ今日が今まで観た中で最高の出来だったのでいいですね。ハインリッヒと見取り図に同じことを感じました。NGKでウケるっていいですよね。

金属バット(漫才師という職業):ロコディ・ハインリッヒ・金属バットに共通するのが、私は基本的には好きだけど楽しみ方に波があるというところです。東京のライブ芸人ほど見慣れていないことによる愛着の低さに起因すると思ってます。が、3組とも完璧だったんですよね~。ニヤニヤします。金属バットは東京のライブシーンでも大人気で3組の中では東京でも比較的目にしやすいコンビですが、私自身熱心に追いかけているわけでもないのでいつもに増して適当ですが、引き出しが意外と多いと見ています。ホラー要素の高いシュールに走ってみたり、特定の人や事項を腐してみたり。そろそろちゃんと追いかけてみようかな・・・。この二人は佇まいも素敵で、口調もいい。唯一無二感がすごいのがとてもいい。とにかく良かったです。

 

 その他:ももは展開が単調なのですが「大喜利の応酬」みたいなネタは漫才師というか芸人のロマンを感じたのと、てんしとあくまの歌ネタはいつもは抵抗があるのですが今回はそんなに抵抗がなかったです。


Bブロック

ヒガシ逢ウサカ(変な人):こういう伏線回収みたいな引き出しもあるんだ、と彼らも見るたび面白いです。

見取り図(年相応のファッション):これも(私の目には)叩いて叩いて磨き上げたネタ(と映っている)。他にもそんな漫才師たくさんいたんだろうけど大阪はどうしても偏ってしまいます。勢いと丁寧さ。ポップなワードと楽しい展開。3回戦もよかったけど3回戦よりいい出来だったように見えました。。うん、完璧。

かまいたち(USJ):何回も何回もやっているネタでここまですごいだから、もうすごいでいいです。いいネタは飽きを超越しますし、ちょうど金属バットがネタで触れていた「落語家は大昔に誰かの作ったネタで爆笑を取る」ことの難しさと完結した時の感動たるや。おみそれいたしました、とはこの日のかまいたちに贈るべき言葉です。

ジャルジャル(国分けゲーム):またジャルジャルが何かやってるんですが、その何かがそもそも他の人には思いつきませんし意外と無視されるのが残念なのですがあの二人のように表現出来ないと思います。文字にするとこれだけなのですが、相当に笑いましたし私がジャルジャルのことを好きな理由に才能が枯渇しない安心感があるから、が挙げられるということがよくわかりました。

その他:Bブロックは最後感動的な流れを体験出来たな・・・藤崎マーケットも全然悪くなかったし。ありんくりんはTV出演がちらつきましたわ。

Cブロック

プリマ旦那(結婚):大阪でよく名前聞きますけど私ちょうど大阪に通ってた時期にあまりお見かけ出来なかったんです。今日のはすごかったな。長文早口がちゃんと伝わってきたし面白い。技術もある二人なんですね。もしかしてあの技術ももうおなじみすぎるとか?もう少し東京の人にもまざまざと見せつけたいです。力と(東京での?)知名度が見合ってない感じがしました。キングオブコントの時から感じています。

丸亀じゃんご(日直):見た目にやられました。単調なボケが大人数を演じるネタかなと思いきや、演じ分けや展開に後半引き込まれっぱなし。

たくろう(身体測定?←実はあまり覚えていない。):新鮮さゆえか、東京でものすごくウケそうな感じゆえか、最初からとてもとても好感を持ってしまうのですがちょっとこれから様子見です。めちゃくちゃ笑った上位5組に入っているのですがだからこそ見慣れた後の彼らも堪能したいです。

201812/18追記:たくろうがエルシャラカーニに似てるという意見を聞きました。色んなことがすごく合点がいく、そういった感じです。

追記了

ギャロップ(合コン):彼ら(とロングコートダディ)に関して「ウケてるのに通らない」という話をよく聞くので見に来たというのもあります。十分楽しかったし怒る皆さんの気持ちに同調することが出来ました。でもここまで通らないというのはハゲいじりがきつかったのもあるかもしれませんし、技術と経験が安定に繋がっているだけではなく「古典っぽさ」の悪いところ(やっぱりちょっと古くさいとか)ばかりが際立たせているのかな・・・。面白いからいいじゃんね。

ガーベラガーデン(学校vs塾):準々決勝進出アマチュア2組中の1組、と当日に知ったわけです。学校教師と塾講師のコンビだということも知りました。それくらい3回戦の関西は必要最低限すらもあまり観たり調べたりしていない。なのにこの学校の先生、出て来た瞬間に「教師だ!」と思わせる格好で出て来ましたね。白Yシャツ・ネクタイ・スラックス・・・の、さあ後はジャケットだけだ!にわざわざジャージをはおるアレ。見せ方のうまさよ。今回アマチュアのもう1組が漫画家同士が組んだ漫画家というコンビだったり、3回戦では市役所勤めの安定志向なんてコンビもいました。
今挙げた3組のネタは彼らにしか出来ないというと少し語弊がある気がしています。漫才師でも出来るネタだとは思うんです。ただ彼らの職業が持つ圧倒的な説得力。それが強力な武器なんでしょうね。肝心のガーベラガーデンですが、動画を見ればいいことなんですし他の芸人さんを使って例えるのは若干失礼だと思いつつ・・・インポッシブルの偏差値高い感じ・・・とでも表現すると彼らを知らない人々にもとても伝わりやすいなと思いました。バカバカしくてめちゃくちゃ笑えました。

D/Eブロック

基本最終ブロックに非常にレベルも密度も高かったな。モンエン・セルスパ以外の楽しかった組を。

さや香(合コンで出会った男女):もしかしたら苦手かなと思いつつ彼らのネタのハズレは見たことない気がしています。合うんでしょうな~。

ミキ(新婚旅行):さや香と同様。でもあの繰り返していた亜生のボケはあざとい感じがしました。

スーパーマラドーナ(10万):そう!これ。3回戦でもこの出来が見たかったです。スーパーマラドーナに会場全体がのけぞって笑っていたという話も去年以前からよく聞きます。今日はそれに近かったのではないでしょうか。でも逆をいうと3回戦(しかも最前列)で観たスーマラがこのレベルではなかったので3回戦全体の思い出が少しよくない方に触れた・・・そう考えると期待されるってすごいことですね。なんか生意気言ってスミマセン。

 

その他:吉田たちは当然面白いのですが「もしかして割と声も聴き分けられる二人なのか?」に頭がいってしまいすぎたことが邪魔しました気がします。冒頭の感じの良いお姉さんに「今年は特にすごい」と聞いて納得もしましたけれども吉田たちって最近ずっと良い意味であれくらいのハイクォリティである気がします。5年以上前と比べると段違いの良さですけど。さて、では何が一歩足りない・・・。和牛は一旦、芸術家や芸人のごく選ばれた人だけが入るゾーン、一般的には十分実力のある人が別のポテンシャルをみせる時期であり特に色々わかっている人(またはそれ風を気取りたい人)に高評価を得やすいゾーンに突入した様に私には見えています。私はこのゾーンに入った芸術家や芸人のポテンシャルや可能性等々を簡単に無視した上で(しかも本当にある一定期間である場合が多いにも関わらず)「苦手」と断言出来うるトラウマや経験がありますので、配信(後述)でそのあたりをちゃんとお話しましたら和牛に触れるのは当分止めるんじゃないかな。M-1と切っても切り離せないから案外すぐ触れるかもですが。どうせ数年後にめちゃくちゃ魅力的になっている可能性高いから、今はちょっと放っておこうとそんなところです。

 

さて明日は東京準々決勝です。チケットが当日受け取りなのでドキドキしながらですが、今回自力では入場することも出来なかった準々決勝。目ん玉がひっくり返ってもきちんと脳裏に焼き付けようと思います。

 

FRESH!LIVEというアプリをDLしていただくかPCでしたら下記リンク内で「お笑いポルシェ」って配信をやっています。

freshlive.tv

今回は準々決勝2日間と準決勝進出者が選ばれた後の2018年11月8日(木)配信予定です。M-1のこと多めに話します。せっかく見に行かせていただいていることですしね。チャンネル登録かツイッター見張るかしていただけると配信見逃さないですよ。

 

https://twitter.com/piropiroyo

*1:大変もったいないですし贅沢なことなのでちゃんと堪能しないとな、東京住みとしてと常々思っております。

*2:ほんとネタに間に合ってよかった。途中でトイレに行きたくなることなんてないので焦りましたわ。

*3:職業柄、ヒトに「不明点を残したまま帰宅するのもったいない」とよく言っているためか、人見知りのくせに疑問点があると平気で隣の人に話しかけます。ただ疑問点・不明点がある時だけです。今回もトイレで抜けている時にMCがなんか言ったのかな?とか別の時には知らなくてガナリもちゃんと聞いていなかった組の名前を聞いたりとか。でも聴く前に「よし聞くぞ」って頭の中で5回くらいは決意の呟きをします

この芸人は見て!~平成最後の超秘密兵器級男女コンビ ぽんぽこ

最近TBSラジオ面白すぎませんか?あ・・・昔からだ。
特に日曜23:00と火曜25:00の番組を跨いだ愚痴合戦がたまらなく好きです。

954AM 905FM 聞けば見えてくる TBSラジオ~

 

さてさて私ただのお笑いファンでありながら 
なんの因果か立派なスタジオで立派な配信番組をやらせていただいたりしておるんですが、この度その配信番組を無事私物化致しましてまだ世間の多くの方が気付いていない宝物のような芸人さんをご紹介することが出来ました。

 

ま、ご紹介と言いつつ職権乱用で一緒に遊んだだけなんですが、

ぽんぽこのネタはよほど上手に探しても「うちの配信を除いては」インターネットジャングルには落ちていません*1

ましてやトークをやです。

 

さあ余計なことを考えずこの配信でぽんぽこワールドをご堪能くださいませ。

freshlive.tv

 

---追記---

上記のようにfreshliveのリンクを貼っておりましたが、割と勝手に強引にサービスを終了してしまうようなサービスでしたのでリンク先見られないですよね。

https://www.youtube.com/watch?v=ElHF6IWQQdA

www.youtube.com

だからこちらも勝手にyoutubeに移動させました。

ぽんぽこが気になった方はこちらのリンクからどうぞ

---追記了----

 

 

 

とにかくこの「ぽんぽこ」のお二人。
いつメディアを騒がせてもおかしくない男女コンビ。

今のところ半永久的にアーカイブを残すつもりですが、いつか何かがどうにかなって泣く泣く削除なんて事態も十分予測範囲です。

 急いでご覧くださいませ。

諸々説明しようと思いましたが、上記配信に全てが詰まっております。

 

 

打ち合わせも打ち上げも笑ったな。
友達・・・になってくれるかな・・・。

f:id:piroyo:20181024144134j:plain

 

ぽんぽこのお二人は勝手に人気者になっていくとは思いますが、どうか日本で初めてインターネット上で動く二人を紹介したお笑いポルシェのことも忘れないでください。

FRESHLIVE で頑張っていきまっしょいしております。

 

オマケツイート↓

 

*1:2018年10月24日現在

M-1グランプリ2018 3回戦東京4日目 2018-10-18-???

私のインプット元は

本・ラジオ・インターネットからの文字情報>ライブ>>テレビ>>>>>>>>>>>>>>動画

接している時間も得る情報量も上記の通りです。動画から情報を得ることが圧倒的に少ないです。M-1グランプリの3回戦と準々決勝は2016年からGyao!という動画配信サービスで配信されることもあり「動画を見よう」みたいなことを言っていますが、自分自身がどれだけ見るかわかりません。苦手というより私の日常になぜかほとんど入ってこないのです。私がライブに足を運ぶ理由は、その場の空気感というのがたまらなく好きというのも本当なのですが、文字で入ってくる情報に嫉妬するくらいなら自分で確かめたいとか、動画があるのに苦手ゆえ観覧出来ない自分の生活サイクルゆえなんでしょうな、なんてことを考えていました。

うん、昔ながらの人間。

3回戦東京4日目は一番前方でセンターマイクが自分の正中線とほぼ一致するドセンターという良席だったんですが、角度の関係からちょっと見づらかったんですよね。

それでも私は劇場に行きます。演劇なんかも100回単位で同じ演目見てたしね・・・。

 

総評:ボカン!*1は笑い待ちの時は気にならないけど,緊張や逆に調子に乗りすぎた上でのやつだと最後実は結構飽きてるし今日それ多かったな、と。

ボカン!が気になったの初めてです。別に普段は特段気にならないんですけどね。

あれ?そういやどうしてどん兵衛くれないの?

 

楽しかった方々

Aグループ

ADVANCE(転校初日):期待していたコンビが おろ?という感じが続く中でやっと来てくれました。絶対双子ということに触れない尖った双子コンビ。ウケはそこまでではなかった気がしますが、発想と言葉のチョイスで本当に楽しい3分が過ごせました。

デニス(自殺を止める):去年?今年?あたりから自分達に合ったとてもいいホンのコントも漫才を見せてくれるのでもう否定する要素がないくらいいつも楽しいです。

その他:キャラメルアンセムはパッと見も華があり佇まいも美しく設定も最高で思い切ったワードセンスの期待しかない若手なのですが今日は楽しむまではいかず、がじゅまるは十分楽しいながらももう個人的にちょっと見飽きてしまってきているのと、完熟フレッシュはすごく楽しいな~と確かに思っていたのですがコンビ間の力量差なり醸し出す雰囲気なりがアンバランスすぎて見にくい感じが若干勝ったとそういうところです。

 

Bグループ

人種三兄弟(天使と悪魔):ご本人達がそういうつもりでなかったら非常に申し訳ないのですが、おふざけ・イロモノとして見た時にめちゃくちゃ楽しいです。言い方悪いかな・・・

魔人無骨(飲食店のバイト):過去1ネタだけ観たことがあったんですが、どうも周りの高い評判が信じられない程度には自分に浸透せず、特に追いかけることもなく時が経っていたんですね。ただこのネタを見て印象がガラリ変わりました。新しいし上手いしそのくせオーソドックスも織り交ぜてきてとにかく今飽きない。こういう若手が発掘されるのがM-1だとしたら万々歳。もう少し彼らのライブ行きます。そういった驚きと過去の自分への叱咤とで、本日No.1の楽しさだったかもしれません。

イヌコネクション(心理テスト):ウケはイマイチだったかもしれませんが、私がボケのキャラとそれをいなすツッコミの関係がめちゃくちゃ好きなので今日もめちゃくちゃ楽しかったです。

キュウ(新しいゲーム):文句なし。3分という時間をたっぷり使いつつ、ためた分爆発的な笑いを取るのも好きです。近いうちにTV出演があるとか。早くバカに見つかればいいと思います。

 

Cグループ

ホタテーズ(同窓会):好きなんです。ちょっと型になり気味かなと思いつつ好きなんです。

入間国際宣言(子供と遊ぶ):こちらも魔人無骨とほぼ同じ経緯でこのネタで評価がガラリと変わりました。この方たちはまずどういう引き出しを持っているのかめちゃくちゃ興味があります。

マッハスピード豪速球(席を譲る):コント師が漫才をするとツカミ以外はほぼ、マイクの前でコントをしているという形式をとることが多かったりするのですが(それはそれで面白ければいいのですが)、マッハはこの単独で披露しKOCにもかけた自分達の強ネタを華麗に漫才へと変化させていたところに驚きましたし、お二人の高い表現力で、もう笑うしかない、お腹痛いとそういう楽しみ方をさせていただきました。

ストレッチーズ(やまとなでしこ):もう。なぜ一回落とすかな。ストレッチーズのいいところだけ凝縮されたようなネタでした。ただストレッチーズの悪いところってなんだろう・・・。ないな、今はそういうことにするでOKだ。うん。昨日の記事で太田プロの好きな若手を勢いで列挙した際、ストレッチーズの名前がなかったですが、あれは本当に勢いで書いたためただのうっかりで書き忘れただけです。ストレッチーズもかなり好きでこれから注目の太田プロの漫才師です。

その他:のばしぼん。は、なんだどうした、私が頭悪いのか?なぜか前半情報が処理しきれず、確かに尻上がりに調子が上がる素晴らしいネタという印象を得たのですが楽しみきれませんでした。メチャクチャウケてましたけどね。

 

Dグループ

イージードゥーダンサーズ(TRF):楽しい。ほんと楽しい。だから一回落としたりしないでよ。

コマンダンテ(仲裁):TVでも披露しているネタですがいつどこで見ても楽しいです、コマンダンテのネタは。しかも年々楽しさが増してきている。急に話題を切り換えますがスーツ姿で彼らの右に出る漫才師は今後出てこない気すらします。私自身背が低い男性が好みですし、実はスーツという服装、シンプルであればあるほど、仕事が出来そうであればあるほど好きではないです。だからこそ漫才師がちょっとシャレ心を出したり着崩したりしているスーツにワクワクするしたりします。背が高く、そこそこシンプルなスーツを着こなしているにも関わらず、要するにほぼ私の好みのアンテナにひっかからないはずなのにも関わらず、登場時からため息と「かっこいい」の一言だけが一瞬ですが頭を占める状態にさせるコマンダンテの二人は何周か周って変態なのだと思ってます。ただ今年のスーツは普通のサラリーマンでは着られないだろうな。だからと言って突拍子なさすぎない。すごい。タイミングが合えば行くようにしている単独ライブに足を運べなかったからこその驚きです。(いや実は本当にM-1用に用意したものなのかな)スーツばかり褒めているのではなくてものすごいネタと引けを取らないスーツ姿に惚れ惚れするとそういうことが言いたいです。ネタはネタで、あの二人でなければ散らかってしまいそうな設定をまとめ上げ伝えきり、本当に幸せな気持ちにさせてくれます。

わらふぢなるお(遅刻の言い訳):KOCのシステムをさらに進化させ深化もさせきちんと漫才をしていらっしゃいました。マッハといいわらふぢといい、コント師?がこういうすごいことをやると興奮してしまうのです。

インディアンス(反抗期):ネタを量産し、いつも一定以上のクォリティで本当に楽しい化け物だと思ってます。全ボケ本当にめまぐるしく楽しくでありつつ1フレーズどデカイ笑いを起こすという彼らのネタの構成はもうただ楽しめばいいだけだと思ってます。

アルコ&ピース(彼女):

書いた後、ネタバレかなと思ったりもしたけどそうね・・・うーーん・・・。怒られたら消そう。そうしよう。真偽はどうでもよく、ある種アルコ&ピースはもう賞レースどうこうという芸人ではないんじゃないか、そういう次元とは別の次元で闘えばいいじゃないか、ただあなた方に並ぶ芸人はそうそういないですよって思いながらまたラジオ聴いたりするんだと思います。好き。

Aマッソ(Pちゃん):んー。なんでそんなに会場に伝わらないかな。わかりやすいし驚くしワードセンスはいいし丁寧だしとても面白いネタだと思いますが・・・。しゃーないんかな。あたしはもうただめちゃくちゃ楽しかったです。

三四郎:あれ?なんて呼べばいいんだ?あのネタ。三四郎は悪い意味の波がもうあまりないです。ずっと面白い。ずっと楽しい。

その他:和牛。私がAマッソを上記のように感じているのと同じようなことをファンの方が感じているというだけかもしれません。「自分は面白いのに会場に伝わっていないな」というやつです。

ただ和牛に関してはさすがにもうちょっと言葉で説明出来ます。
和牛はとても上手です。あの設定と台本を他の芸人が真似したところで一笑いも取れない可能性が高いです。和牛だからこそあの二人がやるからこそある程度伝わるのだと思います。すごい技術です。ただ、そう。肝心のホンが私には全然合いませんでした。だから「技術だけ見せられても・・・」という気持ちになってしまったのです。楽しいとは程遠い感じでした。会場にも同じような方が多くいらっしゃったのかもしれないと予想できます。ただ去年以前の実績からきっと普通に通るでしょうし、以降で多彩なネタを披露してくれることでしょう。
これ(↓)去年もどこかで言ったかな。でもまた言おう。
でも和牛ってなんでその余地というか余裕というかが許されるんでしょうね。技術点?実績点?他出場者が全力で笑わせてきて合否がどうかという戦いの中で、和牛は技術ゆえ色々試してそれが許されるという環境にあります。ある気がしています。あるように見えています。それでいてTV放映される決勝ではピークのネタを持ってくるんですよね・・・んーーーーーーーー。これの是非がわからない。技術があるから予選は調整でもいいのか・・・。本人達にそんなつもりはないというのも重々承知なのですが、んーーーーーーーーーー。目に見えるモノが全てだとした際、こういうちょっとした疑惑をヒトからの意見で惑わされたくないからこそ会場に足を運ぶ私はこのような感覚を抱きますし、予選の和牛にはM-1グランプリという大会の、賞レースの審査という複雑さの、私にはわかり得ない何かを感じずにはいられないのです。

だからと言って3回戦の時点で敗退となったら私の溜飲が下がるのかといったらそういうことでもないです。このネタのこの日の和牛はたまたまあまり楽しくなかったな、とそれだけです。それだけ和牛には期待も注目もしているのですが、ちょっとここ1-2年予選での感じだけあまり好きではないとそういう感じです。

 そんな小難しく、誰かが傷つく可能性のある論理ではなくただ単に私が最初から「たん熊」というワードにピンときてしまったというところにこのネタを楽しめなかった理由があるだけかもしれませんしね。

 

---------2018/11/1追記----------

これはかなり個人的な問題なのですが私は「上手に出来る」ということにかなりのコンプレックスがあります。色々やって来た様々なものを上手に出来た記憶が一切ないからです。

美醜をいじられることやモテないということにコンプレックスを感じる人とちょうど同じ感じです。私は外見をいじられた記憶だったりモテないという事実だったりが確実に自分の中にありますがさして気にしたことがありません。そこにあまり価値や重きを置いていないからかもしれません。去年辺り和牛のことを「彼らを好きになれない人はモテない人だけ」とちょっと余裕な感じで表現していました。

もう今はそんな余裕はありません。

上手に出来ないからごまかしごまかし色々やってそれなりにいい道を歩んできた自負はありますが、心のどこかで上手に出来ることへの憧れを捨てきれなかったことをまざまざと思い知らされた気分です。

そして、上手いの先には必ずそれを土台とした魅力も出てくるというのも重々わかっているのですが(だからこそ上手に対する異様なコンプレックスが拭えないと言ったらもっとわかりやすいでしょうか)少なくとも今上手い「だけ」に映っている彼らをおいそれと認めることは出来ないというか、大分日がたった今もグチグチ考え続けているという始末です。

表立って否定するのは絶対違うのですが、どうも心の底のいやーな気持ちを拭い去ることが出来ません。

エンタメってやはり完璧よりほんの少しの隙がある方が魅力的というか優しいんだななんてことを考えてます。

きっと追記の方がより本質的で本心に近く、だからこそ非常に個人的なのでこの辺りも賛否両論を巻き起こすんでしょうね。

------------2018/11/1追記了---------------

 

 

と、そんなところで〆。

 

M-1予選のことを一生懸命書くとアクセスが爆増するんでのっかります。

 

月1-2回大体火曜日付近にお笑いのことを話す配信番組をやっています。

自分が動画漁りが苦手なのに配信番組をやっている矛盾は、まあそこまでアクセス数も伸びることはないだろうな~という気楽さに繋がったりもしています。

だから逆にバカみたいに真剣に配信に取り組めるのですが、そういう風にバカみたいにやっていると素晴らしいゲストがいらっしゃってくださったりもします。

M-1グランプリ2018大会では既に惜しくも敗退しておりますがライブ界隈では大注目の

そして私ぴろよが今日本の男女コンビで一番好きな

「ぽんぽこ」というコンビです。

 

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2018年10月現在、動画溢れるインターネットジャングルにもネタ動画がほぼ皆無の

でもとても素晴らしいネタを配信番組で披露していただきつつ

トークやコーナーを一緒に楽しんでしまおうかとそんな風に思っております。

 

さて配信詳細:

 

2018年10月22日(月)21:00~

下記リンク先にて

freshlive.tv

 

もし配信後にこの記事を見かけた方も、アーカイブがきちんと残る番組になっておりますのでいつでもどこでもお楽しみください。

 

うん

昨日はヒトのため、今日は自分のタメに宣伝に使ったぞ。

だってアクセス爆増だもんな。

*1:強制終了の爆発音。3回戦のネタ時間は3分。3分15秒で警告音、3分30秒で強制終了というルール

M-1グランプリ2018 3回戦東京3日目 2018-10-17-???

 

 ブログが嫌なのが書いた後何回も読んで何回も直してしまうところです。

初日分はほぼツイッターに加筆した状態なので読み返すことも書き直すこともほとんどなかったのですが、2日目分はそれはもう「ああこれが時間の無駄というやつか」と自分にツッコミながら(そして非常に苦しくなりながら)何回も「返し」「直し」ました。

ああ書きっぱなしたい。一度ぶっ放った言葉をそのままにしておきたい。
だってどうせ直したって読みにくいことには変わりないんだもの・・・

でもそんな苦しみよりツイッターでダラダラ書くことの方が嫌なんでしょうね、2018年10月18日現在の私は。

 

さて3回戦3日目

総評:楽しすぎた1日だったので動画観るならこの日です。

これほんと。1-2日目とは別格でした。

正確にいうと3日目の誰かと同じくらい、またはその誰よりもウケた組も1-2日目に確かにいました。3日目は要するに「楽しくない」人がほとんどいなかったとそういう状態です。終わってから(お笑いライブ2回目の)友達と出場者を見返してネタを思い出してもどれも楽しくて思い出し笑いをしたくらいです。


45組の中で楽しかった組を羅列してみましたところ

ぺこぱ
うどんマン
ラフレクラン
マドンナ。
八田荘
ゆにばーす
モンローズ
ナナフシギ
ドドん
漫画家
THIS IS パン
トム・ブラウン
真空ジェシカ
すゑひろがりず
シンクロニシティ
インポッシブル
サツキ
田端藤本
ニュークレープ
ヤマメ
LOVE
ジョウダンアオナナテンパイ
怪奇!YesどんぐりRPG
EXIT
ウエストランド
ヤーレンズ
モグライダー
錦鯉
アイデンティティ
囲碁将棋
ジャルジャル

31組。厳選しました。厳選じゃねーよってツッコミは自分でしているんでいいです。

これ45組中の単純なベスト31組ってわけでもないんです。

好みの初見は甘めになるし、複数回見ている組はいつかのなにかとどうしても比較してしまうし、だからこそ泣く泣くはずさざるを得なかった彼らも、普段苦手だろ?ってツッコミながら嬉々として入れた彼らもいます。

本当にこの日のルミネはいい意味でどうかしていました。演者は面白くなる薬を飲んでいたはずですし私はなんでも楽しくなる薬を飲んでいたはずです。

上から31組というよりまた観たいのは?と聞かれた時の31組ですね。

個別評は割愛して思っちゃったことだけをツラツラ書いていきます。

 

先述もしましたが珍しく友人同行でした。「連れて行く」ライブは笑いにくかったらどうしようという緊張を伴います。でもそんな心配も無用でした。そう、良いライブだったんですね、この日は。

「私はオーソドックスよりシュールが好きなんだよね~」なんて言いながら一生懸命考えた様子を隣で見ていました。友人のことをますます好きになりました。少し意外でありつつも決してハズシテいない答えが返してきたからです。真空ジェシカのこともずっと言っていました。上から 佇まい・構成展開演技・入れざるを得ない とそんな理由だそうです。

さてこれ。

■マドンナ。松浦問題

準決勝までは下手入りの上手ハケが基本かと思ってます。敗者復活は上手入りの下手ハケ、決勝にハケるという概念はないかな・・・。*1

ハケ方向を間違えるというのは往々にして緊張によるものかと思います。

緊張うずまくM-1予選ではよく見かけますが、違った方向にハケそうになった相方を呼び戻す形で落ち着くのが常です。なのでハケ方向を間違え「かける」は本当によくある光景なのです。(この日真空ジェシカも「かけ」た。)

ただしこの日松浦さんは堂々と間違えて下手にハケて行きました。長く続く賞レース予選ではそんなこともあったでしょうし、もしかしたら既に今年も何組か「堂々と」な人もいたかもしれません。なぜこんなことをわざわざ取り沙汰したか。

マドンナ。がめちゃくちゃウケた後だったからです。ボケ一つも取りこぼさなかったんじゃないかな・・・。往々にしてハケ間違えかける時というのはウケてはいるけどイマイチ乗り切れていない、ゆえ緊張が最後まで解けなかった人がやりがちだと思っています。あれだけウケた後、颯爽と違った方向にハケた彼がカッコ良すぎたのでわざわざ書きました。(真空ジェシカもウケまくった後だったけどね。)

あとこのコンビ。二人とも常に非常に周りを気にかけているし(だからライブのMCが向いてるし盛り上げまくるし)、それゆえ松浦さん自身がハケ方向を間違えていることに気付かないこともそれに相方の石倉さんが気付かないことも今思い返すと はて?と頭をかしげてしまうのです。

やり切った後の真っ白だった、んでしょうな。なんかそんな気がしました。

松浦さんが衣装のスーツで胸につけてるピンバッチみたいなやつ*2はアルファベットの「M」だそうです。これはマドンナ。でも松浦でもなく漫才の「M」だと聞いたことがあります。

言葉的に誤解しか招かないかもしれませんが、100%いい意味で気持ち悪い。漫才キチガイ。そんなコンビの、「やり切った」が見れた一節でした。

震える~

■太田プロ問題

TVでよく見かけるアイデンティティや宮下草薙。ジョウダンアオナナテンパイがおもしろ荘に出演・・・はお笑いファン以外にどれくらい伝わってるかな・・・。ライブ界で大騒ぎされているさすらいラビー。今回発見された感がある納言やナナフシギ。3回戦経験のあるオフ、ハナイチゴ。世田谷ファミリー、ポタラ、青色1号、ポテンヒット、ランブルスコ・・・

コント師も含まれていますが、太田プロの注目株はたくさんいます。私が好き!と思う人達を勢いで挙げただけでこんなにいますし、今勢いでかかなかった人達の中にも期待や魅力や実力が多く詰まっています。

でも彼らは見つけにくい。

太田プロの若手は他事務所の若手と比較すると自社ライブ以外のライブに出演することに対するハードルがほんの少し高い・・・とそんなことを聞いたことある様なそんな印象を抱かざるを得ないような現状があります。

事務所の方針なのでいたしかたないですが、端的に太田プロ下手くそだなって思ってしまいます。面白いと思った後にライブで目に出来る、ラジオで聴ける・・・そういう「発見した後に続けて接することが出来る」というのは認知拡散という意味合いにおいて単純でかつ理にかなった方法だと思うのです。それを若手のやる気だけに起因するならまだしも事務所が(明確なルールなのかなんとなくの雰囲気なのかはわかりませんが)意図せずとも妨げているというのは「下手くそ」と言わざるを得ません。

だから「太田プロの若手すごいよね」とより多くの人がもっと手軽に簡単に思うようになるには少し時間がかかるかもしれません。しかしこれだけ魅力的な若手が多く控えているのですからその日は必ず来るはずです。とそんなことも考えてしまいました。

 

 面白すぎるライブは目の前のこと以外にも色々思いを張り巡らせる結果になってしまいました。この3日目のご報告は分量の割にレポートとしては内容が非常に薄いですね、で〆。

 

 

さてM-1予選ともなると書くだけでアクセス数が爆増するのでちょっと宣伝でも。

明日10月19日(金)19:30~ ルミネtheよしもとでしずるが単独ライブを行います。

今、村上純氏が必死で手売りをするという、つまりチケットが余っているという非常事態が起こっております。しずるはルミネ程度の会場のチケットが余ってはいけないコンビのはずです。みんな行こうよ!ということが言いたいのですが、こういった長い文章を読んでくださる方は 私がファンになったばかりしずるのことを書き込んだ記事も読んでいただけるかもしれないということでいくつか記事を貼っておきます。

M-1レポートより大分丁寧に書いています。自分自身も同じ人間が書いたとは思えない文章です。よかったらどうぞ。読まなくても単独ライブに行きたくなってくださった方はそれはそれで喜ばしい限りです。

しずる単独ライブ『SHIZZLE IN JAPAN FES.2018 ~2日目~』 2018-02-23-032 - アマガエルの大合笑

このしずるがすごい! 2018-04-11-048 - アマガエルの大合笑

 

しずる単独ライブ「Talantula Bomb ~頼む、止めてくれ~」 in ルミネtheよしもと

のチケットは

・ファミリーマートのファミポート

チケットよしもと

・村上氏本人のツイッターにアクセス

しずる村上純 (@shizzlemurakami) | Twitter

 

で購入可能みたいです。

 

うん、これはきっとブログの良い使い方。

 

*1:会場によって違うかもね。そしたらごめんなさいね

*2:ラベルピンっていうみたいですね