アマガエルの大合笑

更新速度:ポルシェ程度 ぴろよによるお笑いLIVEブログ

ゆにばーす no 寄席 2018-01-01-002

年末年始は

新企画のカイジ(TBS系)が面白かったりおもしろ荘(日テレ系)で宮下草薙が売れかけていたりアキラが100%じゃなくなっていたりと、TVもいい感じでざわざわしているのでそちらに頭がいきがちなのとそろそろ本腰入れてAmazonプライムの動画を本腰入れて鑑賞したいのとで誘惑は多い。

年をまたごうかという時に起きたTVのよくありがちな事件で思うことがあるのだけど

言う側
×「日本はまだこんなことやってるのか、レベルが低い」
×「そんなことも知らないなんて恥ずかしい」
×「差別だ、ムキー!」
×「もうあの番組見ない」

聞く側
×「うるさい、黙れ」
×「ここは日本だ」
×「差別と言う方が差別だ」
×「もうお笑い見るな」

いつもこうだ。差別表現に気付いた側はなぜかかなり高圧的だし、それを知らなかった側は知らないことを認められず意固地になるし。

言う側
○「これはこういった理由でNGなんだぜ」

聞く側
○「なるほど、そういうこともあるんだな」

でいいじゃないか。どうして知らなくて無神経なことをそこまで責められるのか。どうして知らないということだけでそこまで卑屈になるのか。
表現系の神経質vs無神経/知vs無知の争いは見てられない。もちろん○のやり取りを試みている人もかなり多い。ただ×が目立つのよね。


なんてメディアにも色々「我思ふ」ことはあるが元日も元気にライブ2本目

60分ライブの素晴らしさ

さて2マンは予定していたものの、2本目に行くか行くまいか行くとしたらこの寄席を見るか人力舎のバカ爆に行くかなどとグダグダ迷っていた。

・バカ爆は卯月が出るもののネタなしの新年会だと聞いていたこと
・大晦日友人の店で年越しそばを食べている時に別の友人とシオマリアッチの所属事務所がなかなか出てこなかった会話をしたこと
・「普段∞に立つ機会がほとんどない芸人が∞に」というレア感を楽しめそうなこと

これだけでも∞ホール残留に傾きかけていたが、決め手はこれ。

■上演時間60分(予定)

楽しい時間はあっという間などという言葉があるが、私は「楽しい時間も長くは続かない」の方を推したい。本来、両方の言葉は全く同じ意味で私が使おうとしている意味ではないのは重々承知。字面だけ見てほしい。「楽しい時間も長くは続かない」楽しいは飽きに結構あっさり負けるのだ。お笑いライブの平均時間は90分、が私の体感なのだがこれだと明確には思わなくても身体か無意識が「少しだけ長いんだよな」と思っている。楽しいが純粋にかつお笑いライブはせいぜい1/4程度ではないだろうか。これでも多く見積もっている。

だから通常60分程度、めちゃくちゃスペシャルな企画か単独ライブで90分。表現側に立つとなかなか厳しい時間制限だが、これくらいのコンパクトサイズでいってくれると私は非常にうれしい。ちなみに一時期はミュージカル・演劇(平均上演時間120分、長いと休憩込で240分)に足繁く通っていた時期があったが、年100本くらいの観劇で心の底から全く飽きなかった公演は大体1本程度。演劇よりお笑いライブの平均時間の方が短いから、必然、飽きない公演はお笑いライブの方が増えるというだけの話。お笑いにも演劇にも質に文句があるような公演こそほとんどないが、それと全く飽きないというのは別なのだ。あの天才古田新太も「上演時間は短い方がいい」と言っている。だから私も言う。上演時間は短い方がいい。

ゆにばーすが選んだ14組

劇場が常設されており営業やTVの仕事もちょこちょこ入るというある種「恵まれた」環境にありながらも、昨年あたりから客が数人しか入らないような地下ライブと呼ばれるようなライブにも精力的に出演していたゆにばーす。そんな彼らが選んだ「面白い」は非常にバラエティに富んでいる。それこそ色々なところで口にしている同じ事務所の尊敬して止まない先輩「ジェラードン」から∞でちゃんと笑いが取れるのかわからない地下ライブのキング「虹の黄昏」まで。川瀬名人「皆さまのお口に合うかどうかはわかりませんが、僕とはらさんが本当に面白いと思う芸人さん達だけを集めました」M-1で活躍という実績を背負って狭くキャパが小さい劇場ほど難しくはなってくるとは思うが是非「地下ライブに出る」という慣習というか個性は保ってほしいもの。

自分たちの主催とあって、OP漫才をばっちり決め・・・るのみでなく、なんだあの衣装は。織姫と彦星に一番近い。がもう少し華やか。韓国のチマチョゴリに見えないこともない。川瀬名人曰くの「いつもより見た目、新興宗教の広報担当」感増してたのは確か。そんないつもの装いも特別ライブ感。

加えてネタを終えたゆにばーすの二人はライブ終わりまでずっと壇上。しかも川瀬名人がガナリ(出番芸人を呼び込む役目の人と認識しているがこの言葉正しいのかしら)を担当。後でしったのだが呼び込み文句も名人が全部考えたのだとか。覚えているところで

「関係者にはハマってるのによしもとにはハマってない ジェラードン!」
「実はM-1決勝の前説に呼ばれていました イージードゥーダンサーズ!」
「なぜか2日前(5日前?)、ジャカルタイオンモールで営業していました マヂカルラブリー!」
「スーパー放送禁止漫才 デスペラード!」
「営業を荒らしまくってます ものまね三銃士!」
「漫才いやコントいやヤツラがやるのはアクション 虹の黄昏!」

芸人がお笑いを好きで、他芸人のことを尊敬している姿勢に私は簡単に深く感動してしまうしその姿勢こそがエンタメになるという最近の流れは好きだ。 

シオマリアッチは有ジェネ以外でのTV出演が増えそうだな、とか、実は∞初出場のチャーミングが爆ウケでしかももう改めて言うことではないが「びーちぶ(千川にあるSMAの事務所小屋)」の単語が普通に受け入れられてるんだな、とか、虹の黄昏声カッスカスじゃねーか!とか
EDの告知で「しぶロフ寄席が19:00からあります。場所は・・・えーーと・・・・」おいおいおい!しぶロフ=渋谷ロフトって言ってるじゃんか!と場内全員がチャーミング二郎を心配したことまで含めて1秒も飽きることない素晴らしいネタライブでした、とさ。

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さて

読まなくていいゾーンです。無機質な事務情報が以下。そのうちここから下はネタバレゾーンとも呼ばれると思う。いいな、ネタバレ注意って書いておくとなんでも書けるんだ。

ネタ

ゆにばーす「合コン」

はらが合コンに、という定番のコント漫才

モグライダー「花火」

芝の花火口真似が圧巻のネタ------出来る芝・出来ないともしげのコントラストがより濃く出る、自己紹介に最適なネタかと。

サンシャイン「修学旅行」

生徒満場一致の多数決で決まった行先が「ボリビア」必死で止める教師-----よしもとの若手コント師ともなるとKOCの予選で観るかどうか程度なのであまり知らない前提で話すけどこのコントはすごく笑った。テンションとワードセンスで乗り切る。ただ、漫才でもいい感じがする。大喜利漫才に近い。

チャーミング「ディベート

M-1グランプリ2017を沸かせた話題作。芸歴と年齢を重ねないと同じ本でも全く説得力が出ない素晴らしいネタ---------ウケまくってた。私もいつも笑うがチャーミングはコントの方が好きなんだな、私。

ジェラードン「合格発表のバス停で」

海野がそれぞれ別のところでかみちぃと西本と友達という設定。それがバス停で一緒になり海野がたびたび席をはずして気まずいコント----奇声とキャラで見失いそうになることがあるけどジェラードンは機微を丁寧に描く。それが非常にわかりやすい。話は変わるが私は母(現在69)が知っているか知らないかで芸人の知名度を測るところがある。ジェラードンのことは絶対に知らないと高を括っていたが私すらチェックを怠っていたタウンワーク主催の「BAKE-MON」のことをなぜか知っており(さしずめたまたまワイドショーで見たのだと思うが)、それで優勝した女装もするトリオという認識がある模様。大小問わず賞レースには夢があることがわかった出来事。

まんぷくフーフー「警察」

警察になりたいというありがちな設定コントも結局カップルのいちゃいちゃにいきつく-------本人たちも言っているが本当に幸せな漫才。ゆにばーすとはバクモン学園で接点があるのかな?

ガクヅケ「新婚旅行」

(多分)3年目の浮気の替え歌にして温泉に向かう危険なドライブの様子を描写-------とにかくガクヅケはホントに好きで何度か見ているが、渚・学園天国に続き3本しか堪能したことがない。この有名曲の替え歌で押していくスタイルが基本なんだろうか。とにかく見た人はほぼ全員話題にするしこれからが楽しみなコンビであることは間違いない。お笑い全般というよりネット大喜利に興味のある知人から木田の名前もよく出てきたりする。

イージードゥーダンサーズ「正月」

彼らを観に行ったことはないけどいるといつも幸せになる。
geinin.dic-hyakka.com
勉強しよう。

マヂカルラブリー「轢かれそうな子供を助ける」

轢かれそうな子供を助けたいという野田に翻弄される村上----これまた懐かしいネタ出してきた。M-1以来どんなもんかと思ったらすごく元気そうでなにより。

シオマリアッチ「ヘルハンド」

DJ台で紙人形芝居。人見知りすぎてサイファー出来ないって呼び込まれてたな----うん、なんかTV向き

ロビンソンズ「ブスいじり」

ブスいじりをされた北澤が同級生のいじりセンスのなさをディするネタ----これまた自己紹介に最適な懐かしの(といっても2017年のやつ?)ネタ

デスペラード「テロ」

政治・宗教色バリバリのいつもの通りの放送禁止ネタ

ものまね三銃士「田原俊彦井上陽水ベイマックス

伊藤(こりゃめでてーな)&玉城(セブンbyセブン)&イチキップリンの物まね------伊藤、ちょこちょこ見るな。カイジの真似だけじゃなかった。イチキップリンってハンマミーヤだった人だった。

虹の黄昏「天狗」

声が掠れすぎてていつも以上になにがなんだか。かまぼこを救うはずの野田もガサガサ声。それでも沸かせる芸人魂。他芸人のネタは静かに爆笑するだけの川瀬だったがさすがに虹の黄昏にはフォローという名の野次を飛ばしまくっていた。

ゆにばーすno寄席
日時:2018/1/1(月・祝)16:00~60分
場所:よしもと∞ホール(渋谷)
前売:1500円 当日:1800円
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立ち見ではなく座って見ることが出来たわ。ラッキー

twitterではもう少しコンパクトだったりライブ直後に呟いたりしてます。

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