アマガエルの大合笑

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卯月 第一回 単独公演「そうですか」 2018-01-25-26-014-015

卯月とあたしと時々W○ki風

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彼らとの出会いは2017年6月の東京03寄席というライブ。ラバーガールも03も「ものすごい2年目がいるとみんな噂している」と口々に。あのライブで披露したのは「行政おじさん」と「募金」*1。特に「募金」に魅せられた私は彼らを追いかけることになったのだ。その後どのライブに行っても「募金」を拝むことになり*2それでも卯月を追い続けその「募金」でみるみるキングオブコント2017を勝ち上がり、あれよあれよと準決勝進出。名実共に大注目のコント師トリオなのだ。


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冒頭から敢えてライブ中撮影した映りの悪い写真を載せているが「何気ない立ち位置がいつもこれ」ということが言いたかった。
ほら公式ポスターもこれ。
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左から
ラジオ好き*3で大喜利が得意:林田洋平(主にツッコミ)
卯月のマスコットキャラクターで目指すは東京03飯塚:酒井尚(主に大ボケ)
トークとMC彼にお任せ卯月の最年少で陰のリーダー:木場知徳(主に小ボケ)

出会いは人力舎の養成所、スクールJCA。養成所で優秀だった人達がたまたまくっついたら、あら不思議!!とても素敵なマリアージュといったストーリーが容易に想像つくトリオ*4。共通点は特に見られないが不思議とまとまりがある。それが卯月のそこはかとない魅力になっている。
そんなトリオの初単独ライブだ。行かない理由がない。うっかり2日×2枚=計4枚とってしまったが無事2日間行くことが出来たしキャンセルされたり当日まで決まらなかったりした同行者も無事決まって立派に堪能出来た。
もうそろそろ単独の感想を書いてもいいのだがここでまとめておきたい卯月の役割分担に関してもう少し続ける。

役割分担で見る卯月

私が注目したいのがネタ中の役割。今のところ卯月のネタは大きく分けて3つに分類される。

①基本パターン

先ほど
林田:主にツッコミ
酒井:主に大ボケ
木場:主に小ボケ
という書き方をした。「主に」だけにこれが基本形であるし、実際このパターンのネタは多い。
私が確認しているところで、行政おじさん・毛(喫茶店)・殴られ屋・竹取物語・酒場で先輩後輩が・デモ行進・チャレンジ・・・これからも続々と出てくるであろうし、今回の単独でも、インフルエンザ*5・ピエロ・相撲・デリヘルと全8本中4本。彼らの色々な面を見たという実感のある今回の単独ライブの中でも実に5割を占める。確かにキャラを活かした作りやすいパターンなのではないかと思うし待ってましたという気分にもなる。

②木場女装パターン

基本パターンと比較してグッと数が減るが、恋のキューピッド*6・露出狂の女、そして今回の単独で地元でデート・引きこもり(2/8)
女装木場が大ボケに徹するかと思いきや、そうではない。木場が女⇒常識自体が少し曲がり、ただそこまでファンタジーでもなくあくまでも「変な日常」が目の前で展開されるこんなコントだ。

③酒井ツッコミパターン

何度も出てきている募金もこれだし、単独では誕生日・そうですか
最後に書いたこのパターン。まだ3本しか見たことがないのだが私はこのパターンの卯月のネタが非常に好みであるし、物語の展開が生まれやすい、すなわち大ネタ・代表ネタになりやすいパターンなのではと考察している。とにかくポイントは「ネタ中で酒井が一番の(その辺にいてもおかしくない)常人」であることだ。ただしやはり酒井の強烈なキャラゆえどうしてもボケの要素が出て来てしまうのだが、ボケとかツッコミとかというような視点ではなく「ネタを見ているこちら側」でいてくれるのが「酒井」と考えるとわかりやすいのではないかと思う。
本当にざっくり分けるとこんな感じだがパターン②の地元でデートなどは木場女装でありながら、林田ツッコミ・酒井大ボケ・木場小ボケのパターン①基本形をなしているし、同じく②露出狂の女・引きこもりなどは③酒井ツッコミに入れてもいいかもしれないというような考え方もある。ただ③を③として特別に扱いたい理由として「酒井が一番まともではあるが特段変な人がいるわけではない」または「木場が大ボケ」という他ネタでは見られない非常に珍しいパターンが見られるという点が挙げられる。募金・そうですかが前者で誕生日が後者だ。今のところわかりやすく「大金が絡む卯月のコントにハズレなし(募金・誕生日)」と人には伝えているが、「酒井ツッコミのネタにハズレなし」が本意である。

漫才においてもコントにおいても「トリオ(またはそれ以上)の笑わせ方」はまだ確立されていないし∞の可能性があるというようなセリフを舞台上の芸人から聞いたことがある。大ボケ・小ボケ・ツッコミというような役割分担をうっかりしそうになるが東京03にもジャングルポケットにも役割入れ替えも例外も存在する。
卯月も例に違わず、曖昧さも可能性も見せてくる。それに2年目だからこその粗さと2年目だからこその勢いと2年目なのにと言いたくなる才能の奥行がプラスされている。単独後に「卯月を今から追いかけることが出来る人は幸せ」という言葉をTwitterで目にし自分の幸運な立場を素直に喜んだりもしたし、パターン整理することで改めて色々な思いが頭をよぎる。ライブに行く度につかみどころはないが確かな個性を見せつけられるのだろうな、勝負ネタは③から生まれそうだけど大衆の好みと必ずかぶるわけではないんだろうな、いつまた別のパターン出してくるんだろうな・・・等々。
卯月のターニングポイントに必ず③のネタが絡んでくるのでは?が私の見立て。実際募金がそうだったし、個人的な趣味嗜好になるがやはり物語の展開がダイナミックなコントは傑作により近くなる(これは他のコンビ・トリオにも言えること)。さらに③で確かに酒井はツッコミなのだが、元来のキャラのお陰でボケの要素もたっぷり見せつけることが出来る。酒井のナチュラルボーン芸人と言っても過言ではない存在感がなせる業である。そしてそこで木場がボケるのかズレた人に徹するのか、そこをどう林田がまとめるのか・・・いややっぱりボケはボケっぽくいた方がいいのか、酒井がツッコミというのはマーケティング的に消費者を混乱させるのか・・・。これからも本当に楽しみなトリオだ。卯月のことを考えるといつかキングオブコント王者の座を!と盛り上がり興奮してみたり、「いやいやそれよりもこれからどんなパターンのネタが出てくるのか、目の前のライブを楽しもうじゃないか」と自分に語りかけなくてはならなくなってみたり、とにかく自身の情緒が心配になってくる。

やっと単独の感想

もうここまで書いたので面白かった、次が楽しみ!で十分なのではないだろうか。紛れもない本心である。そこはかとなくオシャレなのもよかった。
そんなことよりこれを見て欲しい。
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どうも「ファンより」のファンです、こんにちは。彼らのネタ募金*7をモチーフにこんな花を作った。いい大人なので色々な方面にスタンド花や楽屋花を贈った経験はあるが、芸人に贈ったのは初めてだ。とにかく私自身花を贈られるのを好むのと、ライブチケット予約の際にメンバーの一人に花を贈ってよいかどうか確認が出来たため迷わず贈ることが出来た。この文章全体の熱量にこの花。卯月に特別に肩入れしていると思われても仕方がないが、他にも好きな芸人は多くいる、と照れ隠し。

こんな写真を多分礼がわりにいただいたので卯月ファンの方はご査収いただきたく。 f:id:piroyo:20180207183858j:plain *8



改めてネタやV

2日目に気付いたのだが、徹底的にネタ途中入場を避けていた。ネタやVの切れ目「だけ」入場可みたいな。そのあたりの気遣いまで◎。

OPコント:インフルエンザ

単独に向けマスクでインフルエンザ罹患を必死で避けていた3人に対し東京03がいじってきた直後、角田本人が罹患したという裏エピソードあり。

ピエロ

酒井独特の語りと器用さが光るマルチ商法臭と宗教臭のするネタ

V:ポイ①
地元でデート

BeHappy!

V:大都会①

クリスタルキング:あぁーー果てしない!のBGMに乗せて街に紛れ込んだオシャレな3人をズームアップするV。表参道の歩道橋?

誕生日

パターン③の大ネタ。飲み屋で出会った林田に誕生日を祝ってもらう酒井。林田が連れてきたサプライズキャラ木場が。これが一番好きだったとアンケートに書いた。オチまで完璧かと。あくまで好みだが。

V:逆さ言葉ゲーム

木場が酒井に愛されている

相撲

これ当分ライブでよく見かけることになるかもしれない。だから「路上相撲」とだけ説明しておく。

V:大都会②

ヒルズ近くのけやき坂?

デリヘル

「チェンジ」と言われた嬢が・・・そういやこれは酒井女装?であった。林田のことを思って胸がしめつけられるネタ。

V:ポイ②

①と合わせて壮大なストーリー。一時期友人がポイにハマっていたことを思い出した。ポイは人を狂わせる。

引きこもり

引きこもる息子を説得する両親が実は・・・というネタ。これ一応全員ちょっと変。非常に卯月らしい好ましいネタ。

V:大都会③

平和島?一番わからなかった。モノレールと海があるところ。

そうですか

タイトルコント。上京しようと退学した二人が・・・。酒井が台本にない歌を無理やり歌わされた。1日目はニワトリヒヨコピヨピヨチキンカレー、2日目はうさぎかえるゴリラウホウホー♪ 酒井はギャガ―でもあるので咄嗟の機転も・・・いやここはまだ修行の必要ありかもしれない。

卯月 第一回 単独公演「そうですか」
日時:2018/1/25-26(木-金)19:30 ~105分
場所:関交協ハーモニックホール(新宿)
前売:2000円 当日:2300円

*1:キングオブコント2017予選もこの二本

*2:まあそれだけ勝負ネタだったということ。私も結局去年だけで7-8回観た。大事なライブで10回かけたと聞いたことがあるのでほぼ見てることになる

*3:ラジオネームは眼力剛

*4:酒井は卯月の前に養成所で別の漫才コンビを組んでいたとのこと。曰く「大きな体の土木関連の相方がボケで自分はツッコミ、一回だけ舞台に立って解散」

*5:驚くほどこのコントの記憶がなく・・・もしかしたら③?というような気もしている

*6:私自身は未確認のネタ。ラフターナイトや企画ライブで披露されたそうだが木場が女装していることしか確認出来ていない

*7:何回募金って言ってるんだろう、この記事で

*8:ブログ掲載の可否も本人達に確認済