アマガエルの大合笑

更新速度:ポルシェよりはるかに遅い ぴろよによるお笑いブログ ライブ多め

キングオブコント2018 大阪準々決勝 2016-08-16-0??

キングオブコント2018

当初、行けるところは1回戦からでも地方に赴き、バイトの方にもお願いしたりして全記録を途中まで作りかけたが「現地に行かないとわからない」と早々に諦めた上、2回戦も会場の雰囲気があまり好きではないので3日間保持していたチケットのうち2日分を知人に譲ってしまった。

 

その他

・2回戦でそこ落とす?

・卯月どうした?

等々、マイナスしか感じられない波乱含みでなんだかな、となっている。

 

フタリシズカのネタやり直し*1の配慮以外、素晴らしい大会とも思えず・・・

 

というのが総括。

ただ8月16日(木)に行われた大阪準々決勝だけは少し別格だった。

 

こんな感じ。天竺鼠もいたわね。

私2009年-2011年の頭くらいまで、baseよしもととか5UPよしもととかっていう劇場に月イチくらいで遠征していたのでそのあたりの懐かし組と、コウテイと滝音っていう若手。それ目当てで観に行ったところがある。

ギリギリ準決勝に行くかどうかわからない面子。

 

加えてこれ。

 

大阪には、よく言えば奇抜な発想が出来る、悪く言えば発想の奇抜さに引きずられて物語の辻褄を合わせず結果として「変な」ネタをよく作る・・・そんなコント師が多くいる。多くいるはずなのだが、東京の準決勝で全て堪能しているとは思えないのでわざわざ足を運んだというのがある。

「君さっきから何してるの?」コント。大好物なのだ。

 

前半はあまり「君さっきから何してるの?」が見られず少し残念な思いをしたが

 

ニッポンの社長:下半身が馬

あたりから期待した流れとなり

 

プリマ旦那:上から見た部屋

クロスバー直撃:金庫*2

コウテイ:黒板の向こう

セルライトスパ:シャチを蹴る

 

 素晴らしき、「君さっきから何してるの?」コント達であった。

今回藤崎マーケット(悪口)は悪くない意味で割とまともな設定、天竺鼠(親子運動会)とモンスターエンジン(殺し屋)はもうキャラありきの「何してるの?」なので上記ラインナップに入れるのはやめておく。

 

ニッポンの社長・プリマ旦那・クロスバー直撃は今までもなんとなく目にはしていたし「君さっきから何してるの?」の常連達という感じ。そんな中コウテイとセルライトスパは、「君さっきから何してるの?」コント信者としての大きな収穫だった。共に漫才となんとなくとコウテイは最近意識して見ていたのでコントを観たことがあったが 

piroyo.hatenablog.com

 こちらの記事で私は確かにコウテイのコントを

コントは九条(背が高い方・ネタを作っている方)の発想力と下田(九条じゃない方)の表現力に頼っているところはあれどそこまで奇抜さは感じない

 

 

と表現している。

 

いや準々決勝の彼らは全力で奇抜だった。

どうしてあそこまでのファンタジーを少ない小道具で表現しようと思ったのだろう。九条はどうしてスキンヘッドなのだろう・・・。謎がつきない。本当に何をしていたのだ。さておき、若干キャラに任せた雑さが見られたゆえ、今後奇抜さを残しつつ要のストーリーを丁寧に作れば決勝もアリな二人だと思う。

そしてセルライトスパ。残念ながら準決勝進出はなせなかったし、私もあれは賞レースに全く向いていないネタなのでは?なんてことも思ったが、数日たった今でも思い出して笑えるのはセルライトスパのコントである。なぜ蹴ったか、なぜケンカに発展したか、なぜムキになっているか・・・。男子が思い切りふざけている感じ。(思い出してまた笑っている)

 

その他、ルミネの大阪芸人博で一度観た時から気になっていた滝音(ラーメン)*3は実力と勢いという観点からあの会場でナンバー1だったと思うし、少し反射神経が鈍いと思わざると得ないが今回の大会でついに蛙亭の岩倉の演技力・佇まいのトリコになってしまった。

 

大阪。またちょくちょく行こうかな。

東京で味わえないタイプの笑いが堪能出来るし、いかんせん彼らが上京してきた時に格別の思いを抱けると思うんだよね。

*1:前日会場側の音響ミスでネタが大分間延びしたのだ。初日の出来事だったので東京2日目で何事もなかったように普通にネタ披露していた

*2:準決勝進出

*3:準決勝進出