アマガエルの大合笑

更新速度:ポルシェよりはるかに遅い ぴろよによるお笑いブログ ライブ多め

M-1グランプリ2018 3回戦東京2日目 2018-10-16-???

総評:隣の人が来なかったのでサイド席のセンター寄りでゆったり観ることが出来ました。

お仕事かしら。転売失敗かしら。あたしはあなたの分まで楽しんだわ。

本当はツイッターでちゃちゃちゃちゃちゃっと書きたいところ、書きたいことが多すぎて結局ブログという手法を選択しているあたくし。当然全組をどうのこうのなんて出来るわけがございません。

 全組の様子とか会場の雰囲気を堪能したい方は、私と全く趣味趣向が違うけど、予選通過者を当てるとか当てないとかで有名なこいつ↓ 

twitter.com

でも見ておくとイイと思います。全組の点数だけつけているみたいです。

彼とは開演前にトイレ近くですれ違って あたしはウィッグかぶってたしあっちはメガネかけてたしで一瞬お互い ん?ってなったんですが 本人だってわかるくらいはお友達ですね。でもこいつは私が楽しいと思うネタに低得点をつけたりするんでとりあえず、バカにするというスタンスでお友達やらせていただいております。

わざわざ説明することでもないですが、とは言え彼はお友達なので、彼に会ったこともなく彼を大して知りもせず彼をバカにする人のことはあまり好きではありません。
目くそ鼻くそを笑うとはよく言ったものです。

 去年までネットの中の遠い人だと思っていたこいつ↑ ともすっかりお友達の2018年ぴろよです。こんばんは。

 

本日楽しかったのはこの方々です。

 

・・・の前に書かなくてめちゃくちゃウケてたところもありますが

・なんだかテーマが好きじゃない

・途中で飽きてネタが入ってこなかった

・モノマネだけはよくする(し来ていた方の隣のカップルの男性も早速してた)ので嫌いじゃないんだと思う

とかどうしようもない理由です。

人それぞれ

 

さて、改めまして本日の楽しかった方々。

Aグループ

TEAM BANANA(褒め言葉):結局女が女の悪口かよ・・・とかそういうのどうでもいいくらい上手くて面白いのでよし。逆を言えば女の悪口はうまい人しかやっちゃダメ。安易にその辺のぽっと出が尖った姿勢を見せるタメだけに女のことを悪く言う・・・みたいなことやるから勘違いされるんです。うん。この人達のすごいのは同じネタを何回見ても飽きないところ。もうちっと日の光を浴びて甘くなっていい果物だと思います。

市原(カメハメ波):いいですね。とっても楽しいシステムです。あたしはケタケタケラケラ笑ってたんですが、キレる系のボケは力加減が難しいのかもしれないですね。急に会場の様子に気遣いましたがあたしが好きなのでいいです。

 

その他:さすらいラビーにもいつも楽しい思いだけさせてもらっているのですが今日のネタはなぜか・・・んーーー多分急に情報量が多く感じてしまい途中からピーーーーーーー(思考停止)してしまいました。

 

Bグループ

プリンセス金魚(バー):よかった。ライブでたかみちしか見かけないから解散したかと思ってた。遠距離コンビという活動をしているそうです。いい。彼らの漫才はいつだって楽しいしちょっとだけ怖い。怖さと面白さは隣り合わせだと思うんです。本当に。ただもしかしたらカクテルの名前トチってたかも。真偽不明だけど3杯しか出てこないのに2杯同じ名前にするかなとか。そんなこと考えるくらい貴重な遠距離コンビ。食い入るように観て楽しみました。

 

オズワルド(友達):急ではありますが、先ほどいただいたオムライスです。

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めちゃくちゃ歴史のある洋食屋の薄い卵でチキンライスを巻いた昔ながらという言葉がぴったりのオムライスです。結局こういうのが一番旨いんです。なんやかんや。

完成された味とでもいいましょうか。

本日のオズワルドのネタと出来にこのオムライスのような完成度を感じずにはいられませんでした。

そろそろ「写真撮ったもののどこで使うかよくわからないから無理矢理使ってみた」という苦しさが読者の皆さんにも伝わっている頃かと思います。

ただそういうまわりくどいことをしてでも、言葉を尽くして褒めたいのが本日のオズワルド。満点。最高。

願わくば、トロトロ卵にデミグラスソースみたいな今風オムライスを好む会場にもうちょっとだけ伝わればな、と。十分伝わっていたと思うんですけどもっともっとという感じです。なーみんな、美味しいんだぜ、昔ながらの洋食屋のオムライス・・・。

そうそう、このケチャップ。手作りトマトソースと言った方がふさわしいですね。見た目に反してちょっとスパイシーなんですよ。

そのあたりも「決してオーソドックスなわけではない」という意味でオズワルドですね。伝われ、このたとえ。

オズワルドすごい。2回戦のとある日にその日だかそのグループだかで一番ウケたと聞きましたが多分本当なんでしょう。

ちょっと前から結構好きだったんですが、今日たまたまLINEしてきた動画漁りが大好きな友人にも勧めましたね、オズワルド。

ただ彼曰く「オズワルド 検索しにくい!」って怒ってました。どうやらディズニーキャラクターだそうです。*1

願わくば、願わくばです。やっぱりコンビ名は検索しやすい唯一無二の名前が一番よろしいのではないかと、そんな風に思ってやみません。

 

ダイタク(どっちでもいい):コントも楽しいんですよね。この人達もいつ何を見てもいつも楽しい。いつまでも双子ネタなのに、そろそろ見分けが付き始めたくらいでこのネタもってこられたからもう最高です。

 

Cグループ

ほとんど楽しかったので短縮版でいきます。

事情があってネタ順バラバラです。

 

インデペンデンスデイ(祭り):いつも通り爆笑。3回戦にインデペンデンスデイという時点で祭りと盆と正月がいっぺんにきたような特別感ある

ねじ(娘さん)/しゃもじ(沖縄の英語):コントもあるけど漫才でも楽しいからよし

馬鹿よ貴方は(娘さん):どうしてねじと同じグループにするかな。新道衣装色々お試し中?

バーニーズ(絶対音感)/ロビンソンズ(な行とラ行):これもどうして同じグループかな。ロビンソンズはコント師ながら多分このネタは純粋な漫才ネタ(違ったらごめん)。そういうとこ好き。

うるとらブギーズ(ドラマに出たい):うるブギは誘い笑い2018なのかな。貫いててよろしいと思った。ここまで誘い笑いやり抜いてるって時点でもう笑える。やり抜いてるのに私はまだ飽きない。ネタもちゃんと面白いし。

フカミドリ(大谷):何回見ても飽きない

全力じじい:ひょうきんは世界平和をもたらす

 

Dグループ

ロングロング(嫌がらせ):どうしてこの設定でくるかな。なんでこんなに喋れるかなという感じです。この人達も楽しくなかったことないです。

マカロン(風邪):細かいところ少しずつ修正してる感じも含め、楽しそうさも含め、ヤマコちゃんかわいいも含め、楽しい。青春サイコーです。

エル・カブキ(時事):この人達は今もだけど10年20年後あたりもっと楽しいと毎回思ってます。復活して本当によかった。でも復活させるなら落とすな~。でも復活して(以下ループ)

宮下草薙(ファミレス):本日のウケてたし楽しかった大賞なのですごいんです。ライブで何回か観ているネタだけどすごいんです。おおざっぱな流れを見ても細かいところを観てもほぼ完ぺきなんです。ただ一か所このネタの核といっても過言ではないとても派手な場所が私はどうしても好きになれない。それが、草薙のキャラクターをよく示すものだとしても、お?そんな風に3分を使っちゃう?と客の不安を煽って笑いにつなげるものだとしても、私なんかが想像もつかないような緻密な計算のもと行われているものだとしても「あれは長すぎる」 長いからダメということを言っているのではなくて宮下草薙とあの長さが醸し出す「あざとさ」がどうしてもミスマッチ、とそれだけです。宮下草薙にはそういうところではストレートであってほしい。こんな風に彼らのことを考える日がついにという感じです。ただあそこが好きな人もたくさんいるんだろうなと思うとお笑いって本当にいいものですね。

ネタバレにも繋がりうるので懸命にボヤかしているのでイマイチピンと来ない方はそれで正解です。

でもいいのか。やっぱり宮下草薙は勢いありまくりです。オーラも出まくりです。いけるところまでいっちゃいなよ、です。(馬鹿よ貴方はの)新道さん、今日あなたの漫才も素晴らしかったですが何年か前に宮下草薙を私に(直接じゃないけど)教えてくださったというあなたのお笑い審美眼もまた賞賛に値するものだと改めて強調しておこうと思うのです。皆さん、生まれてきてくださってありがとうございます。

 

その他:

納言はとても面白いという気持ちともう一回観たいかと言われるとよくわからないのとで、んーーーいつかまたもう一回観て確かめたいと思います、です。

ランジャタイ いつももっといいので楽しめなかったか・・・

で締めるわけはないです。ランジャタイ。今私の中で10本、いや5本、いやもしかしたら3本の指に入るかもしれないフェイバリット芸人(ふぇいばりっとげいにん)(どうしてふりがなをふったんだろうね)をこんなサラッと終えられるはずがないです。2回戦の方がよかったと言えばそれまでなのかもしれませんが、んー。

んー。とてもとてもいいネタだけにね。

んー。

ただこれを観てください。

 

これは嘘じゃないんです。(猫見えてからが漫才・・・以降は大ウソだよ。だけれども)私は後方席からはっきりと見たんです。国崎氏のポケットから飛び出し手からすり抜け、伊藤氏の目線の先に確かに「いた」子猫にビックリした女性のお客さんを見たんです。ここが本日の、ではありますが私にとってのネタのピークだったのがよかったのか悪かったのかよくわかりません。

ランジャタイのボケである国崎氏(=国ちゃん)。彼を紹介するときに使われる単語や形容詞は多々あると思うんですが、「ジェスチャー」はかなりのキーワードになってくると思います。彼が開ければ 舞台上に扉が設置されますし、彼が表示すれば 舞台上にテロップが表示されます。ランジャタイの漫才は二人で行うのですが、人間も動物も彼がその気になれば無限に現れるので随分と賑やかなユニットが漫才をしたという後味が残ります。そのくらい国崎氏のジェスチャー能力は高いなどという一言で片づけたくない、ただ彼をジェスチャーの魔術師なんて呼んでしまうのはあまりにも陳腐な、そういう崇高な技術であると、ファンの欲目もありますが、そんな風に言って過言ではないと思うのです。たださすがに扉もテロップもランジャタイ以外の人間も動物も、舞台を飛び出したことはなかったように思います。国崎氏は生粋の漫才師なのでやはり舞台の上でその能力をいかんなく発揮するのです。

しかしそこへきて、じゃない方と称されがちなツッコミの伊藤氏。相方が作り出すファンタジーワールドに翻弄されているように見せかけて実はそのワールドを誰よりも堪能し扱っているのがこの伊藤氏です。

本日、ネタ中に国崎氏のジェスチャーによって現れた子猫ちゃんは特別元気だったんでしょうな。ランジャタイの二人にも予想がつかなかったくらい遠くに逃げ出していきました。当然ルミネの縦にも横にも広い舞台なんかも軽く飛び出してちょうど3列目くらいのお客さんのあたりに着地しました。だからあのお客さん、ビクっとしたんです。

いいですか?猫を出現させたのは確かに国崎氏です。その猫が元気だという表現も国崎氏が行ってます。しかしいつもより「特別」元気で、その元気さが「舞台におさまりきらないくらい」で「大分遠くに逃げて行った」を表現しているのは紛れもなく伊藤氏です。その目線だったりあたふたとしたリアクションであったり言葉使いであったり。

漫才は舞台を飛び出て1列目のお客さんに(もう物理的にと言っていい位)触れることは多くありますが、3列目くらいまで飛び出てくる3D映画のような、いや多分飛び出す絵本の方がふさわしい・・・そんな漫才が出来るのは日本広しと言えどランジャタイだけです。私は今日、その証拠たる瞬間をこの目できちんとキャッチしました。

すごいよね、本当にすごい。

ただね2回戦の方が漫才として楽しかった、それだけです。オチの問題かな。なんだろね。あーランジャタイをほとんど理解していないこいつ↓

twitter.com

に開演前遭遇してしまったことが運の尽きかもしれませんな。

ということで本日は〆。

 

明日も明後日も 関西予選のうち一日も なるべく早く書くから3回戦ブログのぞいてね。

本当はツイッターで報告したいんだけどね。

*1:追記:ケネディ暗殺の犯人もオズワルドだそうですね。いずれにせよ検索しにくい