オレたちの好きな漫才2本~企画コーナーもやります~ 2018-02-20-031
出囃子問題
芸人の出囃子に敏感な人はよしもと芸人を好きだったことがある
・・・はずである。言い切ってしまって問題はないと思う。しかも(ライブを何度も見に行くくらい)好きと書きたかった。文頭からくどいので止めただけだ。
さもなければ当たり前だが相当の音楽好きか。それくらいよしもと芸人と出囃子の関係は深い。
出囃子とは・・・漫才などでお笑い芸人が登場すると同時にジャカジャカと2~5秒くらい流れる曲が出囃子である。 広い意味だと SE=sound effect とも呼ばれる。 もともと日本では落語がその始まりのようだ。現在でも、出囃子という語そのものは落語に限定した意味合いもある。
ほとんどの(人気)よしもと芸人には固定の出囃子がある*1。よしもと以外の芸人には固定の出囃子がないことが多い。この違いは何か。
楽曲使用料である。吉本興業くらいの企業になると固定劇場ごとに楽曲使用料に関する契約を結んでいるはずであるが、その他の劇場はきっとそんなことをしていない。楽曲使用に関する手続きを個人や小さな団体で行おうとすると、契約や金額の点で「とても難しい」。あまり詳しく説明するとあれ?*2となる可能性が高いのでここで説明終わり。
要するによしもとの劇場だと様々な楽曲が使いやすいがそれ以外のお笑いライブ会場だと難しいということだけおわかりいただければ十分だ。
かく言う私も最初に行ったお笑いライブの劇場は(多分・・・確か・・・)ルミネtheよしもとであったし(いや小さい頃の地元の市民会館のやつを数にいれてもいいのだろうかと悩むところだ)、その後よしもと以外の劇場にたまに足を運ぶことはあっても、熱心に追いかけ始めた芸人はこれまたよしもとの「モンスターエンジン」であった。ゆえ、PUFFYやクリスタルキング⇒のちマキシマムザホルモン、天井桟敷の曲*3・・・等々が流れると別の感慨を得ていたことも。
最近ではよしもと以外の芸人もよく観るので出囃子がライブごとに違っていたり、そもそも曲がかからないこともあったり。
久々にゆにばーすの出囃子である「アラレちゃんのオープニング*4」を聞きふとあるラジオとの繋がりを思い出してみたり、Aマッソは確か出囃子があったはず*5なのに今日は東京事変か・・・というような脳みその使い方をしたりしていること自体、「ああ、よしもとの劇場に来た」という感慨に直結するのである。本日4組のよしもと芸人は自身の出囃子、東京ホテイソンとAマッソのよしもと以外2組は劇場セレクトの出囃子を使っていた様子。Aマッソも東京事変も両方好きではあるし、実際に出囃子を聞くまでは「なんか合いそうな二組(だって個性も自我も強そうだもん)」と思っていた。しかし蓋を開けてみれば絶妙に合わない。この感じはなんなのだろう。劇場のチョイスに一言申したいのではなくて、なぜ加納・村上と林檎が合わないのか。その原因が知りたいのだ。
というわけで「よしもと芸人を好きになったことは一切ないが出囃子が気になって仕方ない」という人がいたらお目にかかってみたい。
タイトル通り
6組が順番に1本×2サイクル+コーナーとタイトルがまんま内容になっているこのライブ。
オリジナルはナタリーの記事になっている以下のライブである。
natalie.mu
ネタ終わりモニターに「このネタを好きな理由は?」が映し出される。
MC:ニューヨーク曰く、普通に好きなネタのアンケートに答えていたらそれがライブになってしまったということで芸人たちの油断した回答が楽しめた。
まだ5-6本記事にしていないライブがあるのになぜ私は今日のこのライブを今日中に書き終えようとしているのか、そんなに出囃子のことが書きたかったのか、と執筆中に自問自答を続けていたがなんてことはない。きっと「このネタを好きな理由」とやらを早いうちに書き起こしたいと思ったからに過ぎない。
それ以外に書き残しておきたい感想としては、ミキは劇場で見るに限る。ということである。昴生がマイクから離れて声のボリュームが落ちる様すら面白かった。テンポもM-1時と比較して大分ゆったりしていたし、そうだそう言えば3位だ。しかしM-1ではまたミキの「競技用の」漫才を見ることになるのだろうな・・・。あれが本気だとか、あのスピードがすごい技術だとか言われるんだろうな・・・うんざりだ。M-1
のことが嫌いになりそうになる。ミキには今日のようなドタバタながらもまず二人が心から楽しんでいる漫才をゆっくり見せてもらいたい。
いつものようにオマケ扱いにせずきちんとコンビとネタと自分達のネタを好きな理由
ゆにばーす:遊園地ロケ:遠心力のところ
東京ホテイソン:動物園の飼育員:カミナリのたくみさんにネタの相談をしたときに面白いって言ってくれたので大好きな漫才です。
霜降り明星:宇宙人:人間でいうカニ!
Aマッソ:言葉単語ズレ漫才:祝日に生まれたネタなので気に入っている
ニューヨーク:ゾンビ映画:最後嶋佐が犬になるときのジャンプの高さ
ミキ:兄弟交替:最後は知っている時「兄ちゃん頑張れ!」声援がきたから
ゆにばーす:肝試しのロケ:ヒャダインのところ
東京ホテイソン:推理小説ゲーム:去年からやり始めたネタをちょっと変化させたのですが、自分たちの個性が出ていて好きです。
霜降り明星:遊園地:上りがピーク
Aマッソ:色バスケ:2つ目も祝日に生まれたネタなので気に入っている
ニューヨーク:ビックリした話:嶋佐のフレンチキスからのボディというボケのところで屋敷から「見たことない!」とボディが入るところ。
ミキ:We Are The World:スピーディーワンダー
オレたちがそのネタを好きな理由
— 松本ぴろよ/お笑いポルシェ2/27テスト配信②✨ (@piropiroyo) 2018年2月20日
よしもと4組:ボケフレーズを気に入る傾向強い(ミキ1本だけ例外)
東京ホテイソン:ネタ全体に愛着とアツい思いあり
Aマッソ:祝日に出来たネタが好き
Aマッソ→言葉入れ替え・色バスケ
ね。ツイートの通り。 どこに差し込むべきか迷ったが開演前、見間違いでなければママタルト ママタルト|Sun Music Group Official Web Site
の二人を見かけた。コンビで見学に来ているのか、仲良いな、誰の繋がりで?・・・等々一気に考えた。
最近ルミネのロビーは映えを狙ってか色々なパネルが置いてある。本日佐久間一行。以前もう中学生の段ボールだったこともあった。
オレたちの好きな漫才2本~企画コーナーもやります~
日時:2018/2/20(火)19:30~90分
場所:ルミネtheよしもと(新宿)
前売:2500円 当日:3000円